レゾナンス・チップ AT

型番: RC-AT  / 標準価格〔1セット〕: 2,850円 +税
型番: RC-AT  / 標準価格〔1セット〕: 2,850円 +税

お手持ちのケーブルを制振し、劇的な音質向上を狙う

1998年の発売からロングセラーを続ける制振アクセサリーの定番アイテム “レゾナンス・チップ” シリーズ 。ケーブルの音質向上を目指し専用開発したのが、レゾナンス・チップ AT です。

上原ひろみトリオ・プロジェクトで活躍する世界的ベーシストのアンソニー・ジャクソン氏をはじめ、多くのプロ・ミュージシャンが愛用する楽器ケーブルを手掛けるレクスト開発チーム。その唯一無二のサウンドで揺るがぬ信頼を得続けているレクスト開発チームが、総力を結集してケーブルの音質向上に特化した音質改善アイテムを生み出しました。

 

お手持ちのイヤホン/ヘッドホンのケーブルや、RCAケーブル、スピーカーケーブルなど、様々なオーディオケーブルに取り付けるだけで、音質向上できる制振キットです。

 

高域・低域ともに伸びやかになり、音像は立体的で密度感が増し、分厚く生命力あふれるサウンドへ。

 

付属する2種類の専用熱収縮チューブで、様々なケーブルに取り付け可能です。

※ チューブ小(収縮前径12mm / 収縮後最小径4mm)、チューブ中(収縮前径18mm / 収縮後最小径6mm)

家庭用ドライヤーで加工する方法

レゾナンス・チップ AT の加工取り付けには、熱収縮チューブ加工の専用工具であるヒートガンを推奨します。ですが、手軽にレゾナンス・チップ AT を楽しんでいただけるよう、家庭用ドライヤーで加工できるような加工方法を考えました。動画をご参照ください。

 

用意するもの: レゾナンス・チップ AT 、家庭用ドライヤー、空き缶、セロハンテープ(少々)

 

1. ケーブルの音楽信号上流側(イヤホンならプラグ側)の端子先端から22cmの位置に、制振シールを貼る。

 

(長さ50cm以下のケーブルは、貼付位置に指定無し)

2. 制振シールの茶色剥離紙を剥がし、制振焼物を貼る。

 

3. AT専用 熱収縮チューブをケーブルに通す。

4. 熱収縮チューブのREQSTロゴマークが制振焼物の真上にくるよう、熱収縮チューブを2つ折りにして、片側のみをケーブルごとセロハンテープ (別途必要) で固定する。

5. 空き缶を上に熱収縮チューブを置き、ドライヤーで加熱する。

 

空き缶が熱せられることで、熱収縮チューブにアイロン的効果が得られ、キレイに加工できます。

 

 

6. 熱収縮チューブが縮んだら、仮固定のセロハンテープを除去して、熱収縮チューブの全体を加熱し仕上げる。

※ レゾナンス・チップ AT による音質向上を実現するには、付属の制振シールとAT専用熱収縮チューブが必須です。他の両面テープや市販熱収縮チューブでは代用できません

制振の鍵を握る、3つの重要パーツ

2003年発売のレゾナンス・チップ・スノウから、数々のレクスト製品で採用し続けている制振焼物。各製品ごとのコントロールしたい振動モードに合わせ釉薬を変更し、日本の職人さんに焼いてもらっています。

 

レゾナンス・チップ AT 専用の制振焼物は、釉薬処理を全面に施す必要があったため、非常に特殊で手間のかかる焼き方を依頼しました。

 

通常なら平置きで焼くところを、素焼から吊るして作業し、焼成後に焼物を折って完成させています。

 

素焼の段階で自然に折れてしまうエラーも多く、焼物職人さん泣かせの制振焼物。この小さく軽いや焼物が、レゾナンス・チップ AT の性能を実現するには欠かせないコアとなるパーツです。

制振シールは、1998年の元祖レゾナンス・チップから続く伝統のパーツ。

 

耐用年数はレゾナンス・チップの歴史からの実績があり、十分な性能。しかも耐熱性能も抜群ですから、熱収縮作業にも問題ありません。

 

今回の制振シールは、レゾナンス・チップ AT 専用にサイズをミリ単位で調整したほか、独自のチューニングを経て、従来のレゾナンス・チップ・シリーズとは異なる制振モードを実現しました。

 

レゾナンス・チップ AT の制振シールは5個入り (= 1個 + 予備4個)ですので、他のケーブルへの貼り替え時や、貼り損じのときも安心です。

熱収縮チューブは、レゾナンス・チップ AT 専用品を同梱。

 

プラグを通したあとに細いケーブルに適合するまで縮む必要があるので、一般品よりも収縮率の高い熱収縮チューブを採用。

 

チューブの最適な長さはもちろん、REQSTロゴマークのサイズやインク色まで細かく指定し、更に独自のチューニングを経て完成させました。

 

熱収縮チューブにありがちな、音が暗く躍動感に欠ける音質傾向は皆無。AT専用熱収縮チューブ自体には音の癖が無いのが最大の特長です。

レクスト代表 西野正和による詳細レビュー

2016年に発売したイヤホン/ヘッドホン用の極太リケーブル Z-LNC01Pシリーズは、音に拘るイヤホン & ヘッドホン・リスナーの皆様や、プロのエンジニアの方々より高い評価を得ることができました。イヤホン & ヘッドホンの音質向上は、ケーブルが大きな鍵を握っていると確信できた瞬間です。当然、次は一般的な細いサイズのリケーブル開発を目指したのですが、なかなか思うように製品化まで漕ぎ着けることができませんでした。

 

そこで逆転の発想。リケーブルが自社開発できないのなら、“ケーブルを交換することなく音質向上できるアイテム” を考えれば良いのではないか? そこからレゾナンス・チップ AT の構想がスタートしました。

そうして完成させたのが、レゾナンス・チップ ATです 。実際に聴いてみると、私達レクスト開発チームが想定していた音質を大幅に超えるサウンドが飛び出してきたのですから、さあ大変! これは、あのレクスト極太リケーブルですら達成できなかった音です。スマホ純正イヤホンでさえ、まさかこんな音で鳴ってくれるとは・・・もう驚きでしかありませんでした。

 

イヤホンやヘッドホンの本体自体には私達が想像している以上の音楽再現能力が眠っていて、ケーブルが大いなるブレーキとなり音楽が十分に鳴らせていなかったのではないのかと、そんな思いにかられてしまいます。

単に音が良くなるというだけでなく、レゾナンス・チップ AT 装着後のイヤホン/ヘッドホンは、少し違う振る舞いで音楽を奏でます。音圧過多でマスタリングされた音楽が、ほぐれるように聴こえてくるのです。私はe-onkyoホームページでハイレゾ音源のレビュー連載を2013年より続けているのですが、困るのは音圧過多の音源。広いジャンルからハイレゾ音源をご紹介したいと思っているものの、最近の音作りの傾向として音圧を過剰に入れ込む仕上がりのハイレゾ音源は、どうしてもレビュー選出外となってしまう傾向です。

 

そういった音圧過多で楽しめなかった愛すべき音楽たちが、レゾナンス・チップ AT 装着イヤホンでは、のびのびと解放されたように心に飛び込んできます。音楽は優秀録音と呼ばれる音源を楽しむためのものではなく、自分の大好きな音楽をワクワクして楽しむもの。音圧の扉が開いた向こう側には、こんな活き活きとした歌声が隠されていたのか!

レゾナンス・チップ AT のビフォーアフター比較試聴を行うと、つい先ほどまでご機嫌に聴けていたイヤホンが、レゾナンス・チップ AT 装着イヤホンを聴いた後では、まるで逆相のように音楽が頭の後方に定位しているように感じます。そう、レゾナンス・チップ AT 装着後のイヤホンやヘッドホンは、スピーカーと同じ気持ちで音楽が聴けてしまうのです。

 

もちろんイヤホンケーブルだけでなく、RCAケーブルやスピーカーケーブルにもレゾナンス・チップ AT は素晴らしい音質改善効果を発揮します。お手持ちのケーブルが倍の価格くらい・・・いや、高額なケーブルでもこの音は出せないと断言しましょう。

まるで学生時代に戻ったかのように、寝る前と朝起きたときに、レゾナンス・チップ AT を装着したイヤホンで音楽を楽しむのが日課になってしまいました。あの曲はどんなふうに聴こえるのだろう? と、音楽配信サービスを聴き漁るのが、もう楽しくって!

音楽を仕事にした今でも、こんなに新しいサウンドに出会えるなんて。レゾナンス・チップ AT の奇跡に、このところ感謝の日々です。

(レクスト代表 西野正和)

なぜこんな小さな物体を取り付けるだけで、音質向上できるのか?

レゾナンス・チップ AT は、音質チューニング用動吸振器です。高層ビルの風揺れ対策にも応用される動吸振器という振動制御技術を小型化し、音質向上アイテムへ対応させています。

 

ケーブル(m1とk1)に対し、m2を制振焼物 とAT専用熱収縮チューブ、k2を制振シールとすることで、音質チューニング用動吸振器を形成。

 

ケーブルに取り付けるだけで、ケーブルに帯びた音質劣化の原因となる微小な不要振動を制振し、音質向上できるよう完成しました。

音質を劣化させる要因が小さな振動ならば、動吸振器(m2とk2)も小型になります。例えば、引っ越したばかりの何も荷物の無いマンションの一室を想像してみてください。その部屋で大太鼓を叩けば、壁を手で触っても分かるくらいの低音の大きな振動が発生し音が響きます。では会話の響きはどうでしょう?これは壁を触る手の感触では判別できませんが、音としては確かに声の響きとして感じられます。部屋という大きな物体を例にしましたが、ケーブルで発生している音質変化を引き起こす不要振動は、更に小さなものと考えられます。手で触っても分からないくらいの微振動を制御するならば、動吸振器に大きな質量とバネは必要なく、逆に狙った振動モードで作用させるためには小さな動吸振器でなければなりません。これが小さな物体であるレゾナンス・チップ AT が、置くだけや接触するだけで音を変化させることのできる概念です。

【レクストダイレクト限定】 レゾナンス・チップ ATの L & XL サイズ

電源ケーブルやHDMIケーブルなど、より太いケーブルに対応できるAT専用熱収縮チューブを採用した、レゾナンス・チップ ATのバリエーション品を、レクストダイレクト限定にて販売中!

 

 

製品仕様

製品名

レゾナンス・チップ AT 

型番

RC-AT

標準価格

1セット:2,850円 +税

セット内容

  • 制振焼物(約5mm × 約15mm × 厚み 約3mm / 重さ 約0.6g)× 1個
  • 制振シール × 5個 ( = 1個 + 予備4個)
  • AT専用 熱収縮チューブ小(収縮前径12mm / 収縮後最小径4mm)× 2個
  • AT専用 熱収縮チューブ中(収縮前径18mm / 収縮後最小径6mm)× 1個

※ 熱収縮チューブ小はイヤホンケーブルなどに最適です。熱収縮チューブ中はZ-LNC01Sなどの極太プラグキャップに対応可で、RCAケーブルに最適です。

生産国

日本製

 

2018年4月24日よりメルマガ先行発売

2018年6月22日より一般発売