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メーカー直販価格[ペア]
141,750円(税抜 135,000円)






最高級ブラック・ウォールナットの15mm厚一枚板と、長年使い込まれた無垢材の表情を再現したビンテージ加工バーチ材。天然木のみを使用したオール無垢材エンクロージャーに、ダイナミックレンジに優れたリアルな音楽再生を可能にするDDリニア・ユニット搭載。

楽器のように、音を確認しながら手仕事で組み立てられてる天然木スピーカーが、音楽の躍動感を伝えます。



【 SH-SP7に惚れ込んで 】  ・・・ 西野 正和(REQST)


オーディオフェアに参加したときのこと。イベントでのデモンストレーションのため、スピーカーSH-SP7を会場に運び込みました。会場には、600万円クラスの大型スピーカーをはじめ、高級機がズラリと展示してあります。驚いたのは、そんなハイエンドスピーカーの中で、最も安価で小型のSH-SP7が、一番大きな存在感を発しているように感じたことです。天然木エンクロージャーがそうさせるのでしょうか。ツキ板や光沢塗装では再現できない、天然木無垢材が持つ独特の佇まい。家具を想像していただければ、そのときの情景を思い浮かべていただけると思います。MDFのツキ板仕上げに光沢塗装の大型家具の隣に、小さくてもオール天然木無垢材仕上げの家具を並べてみるのと同じような雰囲気でした

SH-SP7の魅力は、ルックスだけではありません。私が本当に惚れ込んでいるのは、そのサウンドです。唯一無二と言ってよいでしょう。もっとワイドレンジのスピーカーは、他にもたくさんあります。しかし、その横に並べて鳴らしたとしても、SH-SP7の優位性に揺らぎはありません。音楽の表現力が全く違います。SH-SP7だけが再現することができる音楽世界。、オンリーワンの魅力があるのです。

開発時のお話を少し。SH-SP7の開発が終盤に差し掛かったころ、最終音決めの答えを求め、軽井沢を旅しました。レクスト軽井沢開設の前です。そこで聞いたのは、鳥の声。森に鳴き声が響いているのかと思えば、注意深く聞くと、鳥はその小さな体をいっぱいに響かせ、美しい声で会話を楽しんでいるではありませんか。そのとき、小型スピーカーに対する固定概念が消えてなくなりました。小鳥でも森いっぱいに届く声で鳴けるのですから、小型スピーカーが部屋中に響き渡る音楽を奏でられないわけはありません。鳥の鳴き声から、うまく響かせているところと、ストレートに届かせるところを上手く使い分けていることを知りました。それを応用して考え出したのが、SH-SP7の呼吸するようなエンクロージャー構造です。

ウォールナットとバーチという2種類の天然木無垢材を組み合わせ、なおかつレクスト独自の振動コントロール技術を使い、音楽に最適なエンクロージャーを完成させました。箱が鳴りすぎると、音楽に不要な響きを加えてしまいます。響きを抑えていくと、音楽の旨みすら失い、逆に色気が無くなるものです。鳥と同じように、柔らかく語りかけるところと、ストレートに音楽を濁すことなく感動を伝えるところが必要ですので、注意深く細やかなチューニングを施していきました。それは電気信号をもう一度音楽に変換する役割であるスピーカーを、楽器と同様に調律していくような作業です。

SH-SP7は、そのヴィンテージ風のルックスとは対照的に、最新技術のユニットを搭載しています。その魅力は、音楽に対するレスポンスの素晴らしさです。このユニットの音を知ってしまうと、もう従来方式のユニットには戻れません。演奏家の感情表現そのままに、音が立ち上がり消えていく。その抑揚の振り幅も、従来ユニットの何倍も広く感じます。この快感は、今まで音楽がスポンジを介してアクセルペダルを踏んでいたのが、まるで直結されたようなものです。

小型スピーカーで問題になる低音。私自身、エレキベースを趣味で弾いていたくらいの低音好きですから、小さいスピーカーだからといって低音不足なのは我慢できません。しかも、その低音の質にも拘りたい。ボンボンという低音ならば無いほうがマシで、やはりズバン!と鳴って欲しいものです。SH-SP7では、徹底的に注力して小型スピーカーの低音問題に挑戦しました。その結果は、私にとってある意味最高の低音再現が手に入ったと言えます。

確かに、大型ユニットの面で押してくる低音は魅力があります。しかし、その本質が聴ける瞬間は、年間に何度あるでしょうか。普段音楽を聴いている音量では、大型ウーファーの実力は発揮できないものです。SH-SP7の低音は、計測すると伸びはそれほどでもありません。しかし、実際に聴くと、スピード感あるワイルドな低音を聴かせてくれます。こんな小さなスピーカーが、超低域まで感じさせてくれるのですから不思議なものです。そう、この“感じさせてくれる”というのが低音再現の大きなポイント。低音が無いのは音楽が変質してしまいますが、感じられれば迷いなく音楽を楽しむことができます。

今では、仕事もプライベートも全てSH-SP7というくらい惚れ込んでいます。こんな小さくて、しかも価格がペアで141,750円という比較的安価なスピーカーで、レコーディングやマスタリングで使用する機材やケーブルを開発していてもいいのでしょうか。全く問題ないどころか、SH-SP7で確認するようになり、更に良い成果が上がってきているくらいです。もはや、SH-SP7でないと仕事になりません。

確信したのは、著書『リスニングオーディオ攻略本』の添付CD『Flow』のレコーディングのときです。モニタースピーカーとしてSH-SP7を使用したところ、ミュージシャンの方々に大好評でした。バイオリンやピアノの音をすぐ近くで聴いた直後に、SH-SP7でレコーディングした音をプレイバックしても、全く違和感がありません。そのままの音楽が、スピーカーから再現されるという不思議な体験でした。もちろん、演奏や録音が良いからですが、SH-SP7の潜在能力は、生楽器を忠実に再現できるほど懐の深いものだったのです。モニタースピーカーの音が良ければ、現場の士気が上がる。こんな当たり前のことが、『Flow』が高音質に繋がっていきました。

惚れるスピーカーに出会えた幸せ。これからも、この素敵な相棒SH-SP7とともに、音楽の旅を続けていきたいと思います。


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