“Plays Cables by REQST”
その名が多くの名盤にクレジットされ、様々なライブで活躍し、世界のトップ・ベーシスト達に愛され続けるレクストの楽器ケーブル。レクスト・ケーブル自体の存在を認識していなくとも、そのサウンドを知らぬうちに耳にしてきているかもしれません。日本の小さな会社のハンドメイド楽器ケーブルが、ミュージシャンとのエンドース契約も無く、このように世界で活躍しているのは本当に奇跡的な出来事です。
2007年のレクスト楽器ケーブル誕生から18年経過した2025年に、生産完了した前モデルから約6年ぶりとなる最新作の楽器ケーブルが完成しました。
新しい楽器ケーブル Z-LNC01FE-RJ は、レクスト・ケーブルのサウンドとスピリットを受け継いだ新しい奇跡。この6年の間に数々のレコーディングやライブで切磋琢磨し鍛え抜かれて開発できたサウンドを、いよいよ皆さまの愛器でもご堪能いただけます。
原材料が高騰し、小規模な企業では当時のようにケーブルの量産が困難な時代になりました。レクストでのケーブル生産としては、今回がラストチャンスになるかもしれません。最後の楽器ケーブルとなってしまっても悔いのないサウンドへの到達を目標に掲げ、開発に成功したのがファイナルエディション“RJ” ケーブルです。
大幅なコストダウンを実現しながら、音質には一切の妥協なし。レクスト開発チームが自信を持って世に送り出す、夢の楽器ケーブルが誕生しました。
伝説のフュージョンバンド “カシオペア”の初期元メンバー、櫻井哲夫 氏(ベース)、神保 彰 氏(ドラムス)、向谷 実 氏(キーボード)の3人によって2021年に結成された “かつしかトリオ”。
かつしかトリオの3rd アルバム『 "Organic" feat. LA Strings』(2025年10月1日リリース)のロサンゼルス録音にて、レクスト最新楽器ケーブルのプロトタイプが採用されました。
レコーディング・エンジニア巨匠ドン・マレー氏の特製ダイレクト・ボックスにレクスト楽器ケーブル直結で録音された、櫻井哲夫氏の最新シグネチャー6弦ベース。そしてマスタリングは、あのバーニー・グランドマン氏。
櫻井哲夫氏が放つ、重厚で瑞々しいサウンドを、『 "Organic" feat. LA Strings』でぜひご確認ください。
【Z-LNC01FE-RJ 専用の制振アイテムを内蔵】
楽器ケーブル専用の本革製制振材(レゾナンス・チップ GPと同形状)を楽器側のプラグキャップに内蔵しました。新たな楽器ケーブル専用の制振材を導入することにより、音質劣化の原因であった電気信号への影響を相殺。楽器が放つ音そのものだけを伝えることで、今までにない魅力的なサウンドを引き出します。
【Z-LNC01FE-RJ の線材と構造】
メーカー生産終了となる高品質導体の銘品 “HiFC”(※)を最終採用。(※ HiFCは株式会社プロテリアルの商標登録です)
基本的構造はレクスト旧モデルを踏襲しつつも、素線の太さは同じながら本数を0.18mm×13本から0.12mm×30本に変え、撚り方向も逆方向に変更。ファイナルエディション・ケーブル専用に線材構造を全て見直し微調整しました。
● アッセンブル
・複雑な加工で難易度が高く、方向性管理が重要なアッセンブルのため、外注加工に出さず、全工程をレクスト代表の西野が責任施工
・プラグはSWITCHCRAFT社製をレクストで追加加工改造して使用
・独自チューニングした専用ハンダを採用
・音質的チューニングを施したレクスト専用の熱収縮チューブで、プラグ接合部を強化
● チューニング
ケーブルの音質を微細にコントロールできるレクスト独自のチューニング技術を、楽器ケーブルに特化させて開発しました。
レクストが楽器ケーブルの開発で大切にしていること。
それは“音程感”と “オケに混ざったときの埋もれぬ音”です。
ベースという楽器において、つい単独で弾いて気持ちの良いサウンドに魅力を感じてしまうことがあります。そういった派手な音はソロパートならば良いのですが、音楽としてハーモニーの土台を形成するという本来の低音楽器としての目的を見失いがちです。
他の楽器と演奏したときに埋もれない音、そして低音楽器でありながら、しっかりとした音程が感じられる音。だからこそレクスト楽器ケーブルは、ボーカリストから「歌いやすい!」との絶賛を受け続けるのです。
ベースという低音楽器に適したケーブルだからといって、決して低域強調のケーブルであってはならない。本当の意味での、芯がありガツン!とくるサウンド。
「あと、もう少しココが欲しい!」というベーシストの気持ちが分かるレクストだからこそ開発できたのが、新しい楽器ケーブル “Z-LNC01FE-RJ”です。
※ 2025年10月1日より発売開始