ライブ盤のお薦めCD

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本日のお薦めCD盤は、ルーサー・ヴァンドロスのライブ盤。これはもう、レコード盤なら擦り切れて聴けなくなったであろう、レクスト試聴ルームでのヘビーローテーションCD盤です。

Live 2003 at Radio City Music Hall/ルーサー・ヴァンドロス
Live 2003 at Radio City Music Hall/ルーサー・ヴァンドロス

私がルーサー・ファンであるのはもちろん、このCD盤はとっても特殊と言いましょうか。聴き続ける理由は、音楽の魂が記憶されている、数少ないCD盤のひとつだからです。音質うんぬんよりも、“その魂が再現されるか”の試聴に最適です。(そういっても、音質も素晴らしい!)

聴きどころは、なんといってもルーサーとコーラス隊の掛け合い。クレジット表記と当日の写真からすると、この日のステージのコーラスは5人。そのうちの4人はダンサー兼任というスタイル。昨今のダンサーと違い、この男性1人女性3人のダンサーはダンスだけでなくサブのボーカルといった感じ。ライブ盤でもコミカルなセリフのやりとりがあるので、映像がなくとも想像できると思います。加えて、更に分厚いコーラスを必要としたのでしょう。専任のバックボーカルがもう1人起用されています。なんと豪華なライブでしょうか。

バックバンドも超一流。ベースのバイロン・ミラー氏は私の大好きなベーシストです。本作でもイイ音を聴かせてくれます。

カーペンターズ好きの人なら、ぜひ本作の「スーパースター」を聴いてみてください。私はカーペンターズのカバー作品が許せないタイプで、いつも「カレンに謝れ!」と勝手に怒っています。ですが、ルーサーの「スーパースター」は別格です。

ちょうど今週、新電源ケーブルの試聴でも、本作の2曲目を使用しています。聴くポイントは、CD規格とは思えない冒頭のシンバルの響き。超高音まで伸びきっているかどうか。そしてエレピの前奏のタイム感が表現できているか。続いてルーサーの歌が始まり、その魂が感じられるかどうか。広い音場も同時にチェックします。後半の分厚いコーラスも。この曲の再現は、とっても難しいので挑戦してみてください。

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ファンとしての興奮は、やはり最後の曲「Glow of Love」で最高潮に。「You know?」というルーサーのセリフで始まるこの曲は、ソロデビュー前に“チェンジ”というバンドで歌った曲。いわばルーサーのエピソードゼロという感じで、その曲がライブのエンディングなのですから、ファンの熱狂は当然なんです。(例えるなら、マイケルがコンサートのラストで「I Want You Back」を歌うような感じ?)

ルーサーが亡くなって、ちょうど10年。「ルーサーのライブを見たい」という私の夢は叶いませんでしたが、このライブ盤がタイムマシンとなって、いつでも2003年のニューヨークへ連れて行ってくれます。

本作は、ルーサー作品の中でも『Never Too Much』のように名盤と呼ばれているわけではありません。私は、ある意味最高傑作と感じていますが、いつ入手できなくなるかもしれない作品ですので、見つけたときが買い時です。ぜひ聴いてみてください。
2015/07/10(Fri) 16:52:11 | 高音質ソフト

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