クリニックのレポート その1

クリニック&トレーニングコースのレポート第一弾です。

場所:東京都K様宅 6畳弱のオーディオ専用ルーム 天井高3m 築1年

お悩み:不満は特に無し。もっと良い音で聴けるなら・・・。

カウンセリング中の部屋の印象
オーディオルームは、専門業者ではなく建築家の方が勉強して設計されたとのこと。石井式を意識した部屋の比率で、吸音スリットを各所に配置。私が実際に聞いた印象では、天井が高いのは非常に良いのですが、響きに不自然さを感じました。具体的には、ショートディレイがかかったような残響で、余韻がスパッと切れるような感じです。

ビフォー試聴
音楽のミニチュアを見ているような、音場が小さくエネルギーが弱いサウンドという印象でした。「不満が無い」というのがよくわかる症状。「低音が無い」といった具体的な欠点ではないだけに、なんとなくモヤモヤするだけで欠点が見出せないのがこの症状の特徴です。部屋の響きの影響からか、音楽の残響が少ないのも原因のひとつ。複合的な要因からくる症状なので、まずはレゾナンス・チップRTでルームチューニングを行い、それから問題点を取り除いていくプランで解決していきます。

作業内容
(ビフォー動画撮影)
1.レゾナンス・チップRTによるルームチューニング
2.スピーカー前の床に置いてあったタイルカーペットを撤去
3.両サイドの吸音材を撤去
4.スピーカー後方の調音パネルを撤去
5.天井の吸音材を撤去
6.レーザー墨出し器によるスピーカーのフォーカス合わせ
7.スピーカーのバイワイヤ端子たすき掛けを止め、美しい配線に変更
8.スピーカーのスピーカーターミナルの締め付けトルク調整
9.アンプのスピーカーターミナルの締め付けトルク調整
10.コンセント挿入アクセサリーを撤去し、アンプの電源ケーブルをREQST/Z-PRC01に変更
11.レゾナンス・チップ・パワーを電源ブレーカーに貼る
12.レゾナンス・チップ・ワールドをCDプレーヤーに貼る
13.ラインケーブルのコレクトチャックのトルク調整
14.CDプレーヤーの電源ケーブルにレゾナンス・チップ・コネクトを貼る
15.アンプとプレーヤーに敷いてあった、薄型金属プレートを撤去
(アフター動画撮影)
16.アンプの純正ボリュームノブを制振ノブ“R-VM33”に交換


1〜5番のルームチューニング作業で約1時間。レゾナンス・チップRTは決められた場所に貼っていくだけですので、試行錯誤は不要です。淡々と作業を進めるだけ。10個のレゾナンス・チップRTを貼ると、ショートディレイのような不快な残響が無くなりました。自然な響きで会話できます。そうなると数々の吸音材や調音パネルが不自然に感じてくるもの。お客様に試聴して確認してもらいながら、1個ずつ部屋の外へ出していきます。最終的にはスパッと切れる余韻の問題も解決し、音楽に適した音響空間が誕生しました。閉塞感が無くなり、まるで部屋が広くなったような印象があります。

6番はレーザー墨出し器を使用しての、精度の高いスピーカーセッティング。スピーカーがB&W 805 Diamondということもあり、レーザー線を読み取るが難しいのですが、フロント面を基準にして合わせることに成功しました。初めて出会う免震のオーディオボードに苦戦。お客様に免震ボードが動かないよう押さえてもらい、スピーカーを私が動かすことでフォーカスを合わせています。

8番9番は、他の人には真似できない私の特殊技能。これはクリニックの特典です。+10点というところでしょうか。

10〜14番は、今後のグレードアップのご提案を兼ねたレクスト製品のご紹介。ルームチューニングとスピーカーセッティングが完成した状況ならば、レクスト製品がいかにナチュラルで大きな音質向上が得られるかを、実際に体感していただける良いチャンスですので。

作業を進めていく中で、試聴するのはお客様のみ。私は、作業を悩むことなくサクサクと進めていきますので、お客様は驚かれていたようです。私が初めて本気で試聴したのは、14番のあと。この最終チェックで音質に異常を感じました。何か強烈に音を悪くする存在があるようです。不要なアクセサリーは、ほぼ撤去済ですから、アンプとプレーヤーの設置に問題がありそうです。

大き目のインシュレーターが敷いてありますが、これはそこまで大きく音を悪くしていないでしょう。問題は薄型の金属シート。これを撤去すると、音楽に肉付きが戻ってきました。

ここで一旦完成として、アフター動画を撮影。しかし、問題発生!動画撮影のためアンプのボリュームを動かさぬよう作業を進めていたのですが、薄型金属シートを撤去するときにうっかりボリュームに触ってしまい、音量が変わっています。一応、耳で音量を合わせたのですが、ビフォーアフター動画で厳密な比較ができなくて申し訳ございません。動画を視聴してみると、アフター動画のほうが少々音が小さかったかもしれません。クリニック後は音量を大き目に感じることから、耳で合わせるとどうしてもこうなってしまいます。残念!

最後に、アンプを制振ノブ“R-VM33”に取り替えてみました。これは凄い変化量です。+30点といったところ。お客様は、そのままR-VM33をお買い上げされました。


では、ビフォーアフター動画をお楽しみください。

ビフォー動画


アフター動画
2014/06/11(Wed) 17:39:59 | クリニック

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