イベント『ベーシストのためのサウンドセミナー』のレポート

11/30に池部楽器ベースコレクションさん主催で開催しました、イベント『ベーシストのためのサウンドセミナー』のレポートです。

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会場は、ほぼ満席。「ケーブルのイベントで果たしてお客様が来るのか?」と関係者一同心配していたのですが、盛大に開催することができました。ありがとうございます。いつものレクスト・イベントとは異なり、オーディオ・ファンの方はゼロで、今回のお客様は全員がベーシストの皆さんです。

私がまずお伝えしたかったのは、“良質な楽器ケーブルを使用するメリット”です。ケーブルは、それ単体では電源回路を持たないので信号を増幅することはできません。つまり、アクティブではなく、パッシブで音を変化させるアイテムということ。“低音がよく出るケーブル”というのは、ケーブルが増幅できない伝送という考え方ならば、“高音が出ないケーブル”と言い換えることができるのです。

そのことを解説した後、ベーシストの板谷直樹さんに実際にベースを弾いてもらって、一般的なケーブルとレクスト製ケーブルの比較試聴を行いました。全員が、レクスト製ケーブルのほうが明らかに音量が大きくワイドレンジであることを確認できたと思います。

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前述のように、ケーブルは増幅機能を持ちません。では、なぜレクスト製ケーブルは音量が大きく感じるのか。実は、今まで認識していたケーブルというものは、音楽を通すパイプが細かったのです。レクスト製ケーブルが増幅しているのではなく、従来の一般的ケーブルが“音が小さく感じられるくらい音楽が流れないケーブル”ということなのです。

「ケーブルなんて音が出ればいい」、「音量なんてアンプで上げるか、弾くタッチを強くすれば済む」と考えるかもしれません。逆に私は問いたいです。「では、なぜ鳴りの良い楽器、弾きやすい弦を選ぶのでしょうか?」

良質な楽器ケーブルを使用する最大のメリットは、演奏する心の自由度をアップできることです。その結果が何に現れるのか。アンソニー・ジャクソンさんがレクスト製ケーブルに変更したとき、真っ先に高い評価をしたのは矢野顕子さんでした。歌が歌いやすくなる。バンドメンバーが演奏しやすくなる。ベーシストにとって、最高の賛辞ではないでしょうか。

アンソニー・ジャクソンさんとの出会いは2007年。イベントではそのときのエピソードを、下記ブログの内容を当時を思い出しながら詳しくご紹介しました。
 
 ≫アンソニー・ジャクソンさんとのエピソード 1
 ≫アンソニー・ジャクソンさんとのエピソード 2

電源ケーブルのデモも好評でした。ベーシストの皆さんには、電源ケーブル交換の効果は、まだまだ馴染みが薄いものです。考え方は簡単。アンプは2つのエネルギーを使って音楽を奏でます。ひとつは演奏者が弾く音楽エネルギー。そしてもうひとつが、その音楽エネルギーを増幅するための電気エネルギーです。レクストの電源ケーブルは音楽専用に開発されています。音楽エネルギーを増幅するために最適な電気エネルギーをアンプに供給するのですから、まるでアンプを交換したようにベースの音が活き活きとするのです。

試聴に使ったアンプヘッドはMarkBassでした。「こんなMarkBass、聴いたことがない!」という皆さんのご感想、とっても嬉しかったです。

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そして、初披露しました新製品レゾナンス・チップ・コネクトの楽器への効果。リハーサルのとき、「レゾナンス・チップ・コネクトが凄すぎて、ケーブルのイベントにならないのでは?」と関係者一同で心配したほど。たくさんレゾナンス・チップ・コネクトが売れたようですので、皆さん信じられないながらも驚いていただけたのではないでしょうか。

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そして最後に、ネジのトルクチューニングをサービスで行いました。誰もいないかと思っていたのですがリクエストは多く、結構な本数のベースをチューニングすることに。リハーサルでSadowskyのジャズベースを、本番で板谷さんの黄色い5弦ベースを、そしてイベント終了後にお客様のベースを5本くらいトルクチューニングしました。

このチューニングは、普段はレクストで楽器チューニングの依頼があったときに、サービスとして行っているメニューです。無料メニューとはいえ、そこはレクスト。ベースの音にガツンと芯が入ります。ベースコレクションの店長さんも、「トルクチューニングで、どのベースも同じ方向性で音が良くなりますね〜」と驚かれていました。どのくらい音が良くなるかは言葉にするのが難しいのですが、私は店長さんに「査定するとしたら、5万円〜10万円はアップしたのでは?」と冗談を言っていたくらいです。トルクチューニングはオマケのコーナーでしたが、皆さんに大好評だったようで頑張った甲斐がありました。

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このネジのトルクチューニングについて少し解説しておきましょう。ベースの特にネックとボディーのジョイント部ですが、ここで音楽振動のよどみが発生します。ジョイントはネックが反ったときのために調整できるよう、ネジ止めしてあるのが一般的です。水面の波紋を想像してみてください。そこに4本の杭が立ったとします。この杭が、ジョイント部のネジです。ゆがんだ4本の杭では、水面の波紋が乱れてしまいます。ネジのトルクを調整し、波紋が美しく伝わるようにするのがこのチューニングの秘密です。

どうやってやっているのか?それはもう、技術としか言いようがありません。木材と会話することでネジを締めていきます。ネジ山を潰す恐れがりますので、真似しないようご注意ください。

レクストのスピーカーは、ユニットのネジをこの技術でチューニングしています。小さなボディーのスピーカーから豊かな低音が出るのは、音の波紋が美しく伝わっているから。レクスト独自の技術ですから、他に真似はできません。

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ケーブルもアクセサリーも、オーディオより楽器のほうが大きく効果が出るものです。そして、レクスト製品は常に生楽器、生演奏を照準に製品開発を行っています。レクスト製ケーブルが、音楽制作スタジオやミュージシャンに愛されているのは、大きな音楽エネルギーを流すことができるためです。その実力を、こうして生演奏を含めたイベントで披露できるのは、私にとっても快感でした。

この楽器セミナー、好評でしたので第2回の可能性が出てきました。私も楽しみにしております!
2013/12/10(Tue) 18:14:00 | イベント関連

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