制振Yラグ“RY-318”情報

制振Yラグ“RY-318”情報です。

音質向上効果は最高なRY-318。やはり難しいのはスピーカーケーブルを加工して、RY-318を取り付けるところにあります。

まず、スピーカーケーブルZ-SPC01Yの先末端剥き加工。Z-SPC01Yは被服が硬いので、他社を含めたスピーカーケーブルの中でも、最も加工が難しい部類に入ると思います。相当器用な人のみ、ご自身で加工してください。

Z-SPC01Yの被服が無事に剥けたとして、次の難関がその芯線をRY-318に差し込む作業。Z-SPC01Yの芯線は直径2.0oで、RY-318の差し込む穴は2.4o。わずか0.4oのクリアランスしかありません。普通なら、もっと差し込み穴の大きさに余裕を持たせるところでしょうが、RY-318は音質を最優先しています。取付加工はテクニックでカバーするという方針です。

0.4oのクリアランスでケーブルを差し込むのは、かなり困難な作業でしょう。チャンスは芯線を剥いた直後。時間が経つにつれ、圧縮されていた芯線は広がっていく傾向ですので、剥いてすぐのほうが差し込みやすいと思います。

どちらにせよ加工が難しいと思いますので、自信の無い方はレクストにお任せください。無償サービスで、私がRY-318へのスピーカーケーブル取り付け加工を行います。

更にお薦めは、スピーカーケーブルZ-SPC01Yを同時に新調すること。スピーカーケーブルを特別価格でご提供しているのは、最高の音で制振Yラグ“RY-318”の効果を楽しんでいただきたいという想いからです。目安は、Z-SPC01Y購入から2年以上経過しているなら、迷わず新品へと取り換えてみてください。他社スピーカーケーブルをお使いの方も、この機会にZ-SPC01Yへのグレードアップをお薦めします。

制振Yラグ“RY-318”の初回予約のお客様は、まだスピーカーケーブルの加工や新規購入のご変更は可能です。お気軽にお申し付けください。

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『太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』の原稿を提出しました。

連載『太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』の原稿を提出しました。今回はDSD trioです。あまりのボリュームから、前・後編の2回に分けています。

近日中に公開されると思いますので、どうぞご期待ください!

制振ノブ“R-VM33”のご感想 その7

制振ノブ“R-VM33”のご感想を頂戴しましたので、転載させていただきます。ありがとうございます。

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「制振ノブ“R-VM33”」昨日到着いたしました。
いつもながらの迅速なご対応に感謝いたします。

実物は思っていたより重くて大きいですね。
それと、添付されている「コネクト」が可愛いです、笑!

早速試してみました。キットで購入自作した「エレキット(TG-5882)」の真空管ヘッドフォンアンプのボリュームノブと交換しました。
(この機器は本当に気にいっておりまして長年愛用して毎晩聴いています。ちなみに、ヘッドフォンは「ZENNHEISER(HD-650)」+サエク社製リケーブルです。)

ノブのサイズがまったく同じでしたので、装着は意外なほど簡単でした!

すでに、音声ケーブルに「コネクト」を装着している機体ですが、「制振ノブ“R-VM33”」を装着した感想を簡単ですがご報告させていただきます。

以下、すべての末尾に「向上」の文字がつきます。
@ボリューム
Aボーカルの鮮度
B今まで聞いたことのない音
C音のバランス

まだ聴いたばかりですので稚拙な表現しかできませんことお許し下さい。すばらしい製品をありがとうございました。

(宮城県 K様)


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サブシステムのキット真空管アンプを、制振ノブ“R-VM33”に交換されたとのこと。アンプの本体価格からすると、制振ノブ“R-VM33”は交換アクセサリーには高価かもしれません。しかし、このアンバランスな感覚が私は大好きです。実際、10万円クラスのアンプが逃げていくくらいのサウンドがR-VM33装着で得られるのですから、豪華なオプションも有りだと思います。

メインアンプのボリュームノブが外れるかどうか、現在チャレンジ中とのこと。上手く制振ノブに交換できると良いのですが。私も楽しみです!

マスタリング・スタジオで制振Yラグ“RY-318”試聴

先週のマスタリング・スタジオ“Orange”さん訪問時に、エンジニアの小泉由香さんにも新製品の制振Yラグ“RY-318”を聴いてもらいました。

「縦に強いですね。簡単に言うと、音にパンチが出る。STUDERの機器に通じるようなサウンド。音楽がそこに“居る”感覚が強くなるのが良いですね〜。」とのご感想でした。

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気に入っていただけても、制振Yラグ“RY-318”はまだこの1セットしかありません。初回ロットも予約完売状況です。本日、工場と打ち合わせたところ、次回ロットは9月上旬には完成できるとのこと。近日中に第2ロットの予約を開始しますので、皆様もう少々お待ちください。

特注DAコンバーター&制振ノブ“R-VM33”フル装備マスタリング

先日のブログ『特注DAコンバーター完成』でご報告しました特注機を、納品に行ってきました。マスタリング・スタジオ“Orange”さんです。

“Orange”さんは、日本屈指のマスタリング・スタジオ。エンジニアの小泉由香さんは、福山雅治さん、EXILEさんなど、日本のヒット曲を数多く手がけています。ちなみに、私の著書3冊の添付CDも、全て小泉さんのマスタリングです。

さて、そのOrangeさんのマスタリング・システムのうち、マスター音源送り出しのDAコンバーターはREQST/DAC-NS1S Signatureで、最後のモニター出力用DAコンバーターは名機SONY/PCM-1630です。もともとPCM-1630はPCMプロセッサーで、そのD/A部をOrangeさんではスピーカーのモニタリングに活用してきたのでした。

長年、Orangeさんの音作りの基準であったPCM-1630ですが、サポートも終了し、部品も無くなったというのが現状。今のところ不具合なく動いていますが、後継機選別の時期がやってきたのです。

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候補となったDAコンバーター達も、厳しい小泉さんのチェックで落選していったようです。とはいえ、DAC-NS1Sは現在1台も在庫がありません。そこで小泉さんより相談を受け、Orangeさんのリファレンス・モニター用に、レクストで特注DAコンバーターを作ることにしました。その雄姿がこちら。

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「面白い!」と、特注DAコンバーターを試聴した小泉さんの第一声。「新しい音がする」との言葉通り、マスタリング・スタジオ内に特注DAコンバーターの新風を私も感じました。

「44.1kHzと96kHzの印象が良い意味で変わらない。もちろん96kHzのほうが広いんだけれども、音楽の印象が同じに感じられるのは素晴らしい。」、「ミックス時のコンプレッサーのかかり方が、本当に見えやすい」と、特注DAコンバーターの納品は一発OKでした。めでたい!

次に、制振ノブ“R-VM33”の実験。小泉さんのマスタリング作業で中核となるAVALON DESIGN/AD2055のツマミをR-VM33に交換してみようというもの。前回訪問時は、AD2055のボリューム軸が1/4インチ軸=6.35ミリ軸だったため、6ミリ軸までが対応の制振ノブ“R-VM33”が取り付けができなかったのです。R-VM33の穴を6.5oに拡大して、リベンジです。

写真は、ノーマルのAD2055。

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そして、制振ノブ“R-VM33”を装着したAD2055。豪快なルックスになりました。

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「位相が良くなった」、「逃げていた音が分かりやすくなった」、「音がよく見えるようになるから、目が楽になるよう」と、絶賛のR-VM33。

そこで特注DAコンバーターとR-VM33を装備したAD2055という新システムで、実際にマスタリング作業を行ってみようということになりました。

「ワイドレンジで上下の枠が無くなった分、最初はマスタリングが大変かも?」という小泉さんの当初の予想は良い意味で裏切られ、「新DACのほうが音が見える!」、「EQは、音の手触りが滑らか」と、あっという間に1曲のマスタリングが完成。クライアント席で聴いていた私ですが、もしディレクターだったとしたら一発OKしたであろう圧巻の仕上がりでした。

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驚いたのは、旧DAコンバーターであるPCM-1630に戻し、マスタリングの仕上がりをチェックしたときのこと。明らかに、新型特注DAコンバーターに比べると、音が見えにくくなったのでした。ということは、より深く、より緻密に、正確で過剰となることなく、そして大胆なマスタリングが可能になりそうな予感。

私も、自分の作品のリマスタリングを決意しました。今後の展開に、どうぞご期待ください!

制振Yラグ“RY-318”キャンセル待ち承り中

本日も制振Yラグ“RY-318”の試聴でした。

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もうアンプを交換したくらいのグレードアップですね〜。いやー凄いです。アンプとスピーカーという2つのターミナルで、まさかこんなに音質劣化していたとは!

制振Yラグ“RY-318”の初回ロットは完売しましたが、キャンセル待ちを承っております。工場にも数セットの増産をおねがいしました。あと1セットくらいは、なんとかなりそうです。メールにてお問い合わせください。

明日は東京出張。マスタリングスタジオさんに特注DAコンバーターをお届けしてきます。制振ノブ“R-VM33”の豪快なテストも予定しております。ご報告しますので、どうぞお楽しみに!

制振Yラグ“RY-318” 予約完売御礼

メルマガでお知らせしました新製品の制振Yラグ“RY-318”の初回ロット先行予約ですが、開始から約5時間で完売してしまいました。ありがとうございます。

現在、キャンセル待ちを受け付けております。ご予約のお返事をお送りしていた感じでは、あと1セットくらいの可能性はあると思います。

第2ロットを含め、工場と相談して再度ご報告させていただきます。もう少々お待ちください。

本日、メルマガを発行しました!

本日はメルマガを発行しました!

新製品の制振Yラグ“RY-318”のご紹介と12名様限定の先行予約情報です。

【メルマガの訂正】
訂正前:ケーブルを交換しても制振ノブ“R-VM33”は長く使い続けることが可能です。
訂正後:ケーブルを交換しても制振Yラグ“RY-318”は長く使い続けることが可能です。

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メルマガご希望の方は、メールにてご連絡ください。今号より発行させていただきます!ブログとはまた違ったスタンスで、メルマガで楽しい情報を発信しております。

新製品完成&最高音質更新!

本日、新製品が完成しました。想定していた音質向上を大きく超えています。レクスト軽井沢試聴ルームの最高音質を更新する結果となりました。

楽器の持続音が、こんなにも滑らかに繋がって感じるのは初めての体験。ドラムソロも、まるで歌っているかのようです。音が良くなっているというレベルではなく、音楽で魂が震えるのがわかるという、確実に次の扉が開いたグレードアップです。素晴らしい!

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詳細は、明日発行予定のメルマガにて。価格が明日までに決定できれば、同時にご予約も受け付け開始する予定です。

お盆前に、この新製品をゲットできるのは、フル装備ですとわずか12名様。お盆前に入荷する数量は100個ですので、フル装備で8個使うとなると、100÷8=12.5で12名様というわけです。どうぞお楽しみに!

今日は祝杯です。乾杯!

制振ノブ“R-VM33”のご感想 その6

音楽家・エンジニア、そして大学の音楽制作講師としても活躍されているHさんより、制振ノブ“R-VM33”のご感想を頂戴しましたので、転載させていただきます。ありがとうございます。

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西野様

本当にいつもお世話になっております。

R-VM33届きまして、ようやく金曜の夜ただ今試聴させていただいております。プリアンプのCA01のボリューム軸には噛んでいる長さが短いかな?と思いましたが、心配したよりもしっかりとつけることが出来ました。

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これは、本当に素晴らしい!
センター音像の奥行き表現に驚くほどの変化があります。
Z軸方向の表現がより繊細に表現されるようになったため、これまで重なり合っていた音がミックスの意図通りに前後に上手く分離されて聴くことが出来ます。

もちろん高域の解像度が上がって天井が無くなったと錯覚するように綺麗にリバーブが消えていくなど、変化は至る所に感じられるのですが、そういった周波数的な変化という特徴や全体の解像度の向上以上に、左右で結ばれた音像の自然な立ち振る舞いに感動しております。

モニタースピーカーをDW-S1からDW-S1シグネチャーに変えた際に、左右の繋がりが完璧と言えるほどどっしりとしたセンター音像になり、左右のスピーカーから音が出ている感覚がほとんど無くなっていたのですが、それが立体的になったことにより、もはやスピーカーから音楽が全く離れた存在として楽器がそこに描かれます。

顕著なのはステレオ収録された楽器のトラックです。モノで録ってセンターに置いたようなベースよりも、ピアノのようなステレオで録って左右に振るような楽器の方が、より立体的に変化が感じ取れて面白いですね。リスニングポイントとスピーカの間に鍵盤が現れたようになりますから楽器経験のある方にはたまらないんじゃないでしょうか。

吉田美奈子さんの「朝は君に」のイントロののエレピなんて佐藤博さんになった気分に浸れますし、しかもそれが面白いようにオートパンで飛び交います。ドラムなんかも同様ですね。なのでハイハットが左定位のミックスの方が楽しくなってきます。

これまでもレクストの音で感じていた以上の立体表現に驚きました。これまた、全ての音源を聴き直す楽しみがこのノブ一つで産まれるなんて本当に凄いですね。

本当に素晴らしいです。
ありがとうございました。

(東京都 H様)


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CA01は、軸の長さが短めです。私も試してみましたが、R-VM33の固定ネジがギリギリ届くという印象でした。パネル面とのクリアランスを諦め、密着するかしないかくらいに接近させると、上手く取り付けられると思います。その際、ボリュームを動かしてみて、パネルとR-VM33が擦れていないかどうかチェックしてください。

吉田美奈子さんの「朝は君に」は本当に名曲。痛いところをつかれました。早速私も試聴してみると、これがもう素晴らしい!若き日の村上ポンタ秀一氏のキレ味鋭いドラムに感激しました。そして、なんといっても佐藤博氏のエレピ。限りなく美しく、キラキラと輝いています。こういう作品は、ぜひハイレゾ化してほしいものです。

FLAPPER

“高音質ボリューム・ノブ R-VM33”、即納できます。ご検討よろしくお願いいたします。

≫新製品R-VM33 販売ページへ

次の新製品その4

本日も、新製品の試聴テスト。

レクストの試聴テストは、世界一厳しいと自負しております。音が変わったくらいでは、絶対にOKを出しません。高音が出る、低音が出るといった話は、もはや過去のお話。現在のパフォーマンスでも、既に音楽の全てが鳴っています。その上を行くにはどうしたら良いのか?常にそのことを考えています。

魂が震えるかどうか?現在のレクスト製品の合格ラインはここにあると言えるでしょう。世界一厳しい基準をクリアしてくる新製品ですから、いつも通りご期待いただいて大丈夫です。どうぞお楽しみに!

自分でも、「ここまで厳しくしなくても・・・」と、ときどき挫けそうになります。それでも不屈の精神を持って立ち上がるのは、やはり“音楽が好きだから”。自分の大好きな音楽を、少しでも良い音で聴きたい。この考えは、起業した1998年以来、ブレなく貫いております。

特注DAコンバーター完成

マスタリング・スタジオさんからの依頼で開発していた、一品物の特注DAコンバーターが完成しました。

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XLR出力に凝った回路を搭載しました。言わば、DAC-NS1Sの“ディスクリート設計でワイドレンジが特長のアンバランス出力”を、バランス出力化したような感じです。RCA出力ならばディスクリート回路基板は左右で2枚ですが、バランス回路なので4枚並んでいます。

今週の納品予定。またレポートします!

次の新製品その3

新製品の徹底試聴を行いました。これは素晴らしい!CD規格44.1kHz/16bitが、ハイレゾかと思うくらいに・・・。

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100時間のエージング後に正確な再試聴を行います。その後、発表です!

次の新製品その2

新製品の完成版が本日到着。現在、最終調整中です。こうご期待!

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一品物のDAコンバーター

マスタリング・スタジオさんからの依頼で、一品物のDAコンバーターを開発中です。

使用される用途が限られているというのは、開発側にとってもやりがいのある仕事。今回はマスタリングした音を最後にモニターするという大切な役割のDAコンバーターで、しかも今までは往年の名機が担っていたポジションの差し替えですから、ファイトがわいてきます。

デジタル信号をアナログ信号へ変換するという基本性能に磨きをかけるのはもちろん、強力なXLR出力回路を搭載することにしました。そして近年はクライアントさんがヘッドホン出力で最終チェックを行うことも多いということから、こちらも凝った回路を搭載しています。そして、そのヘッドホン出力のボリュームノブは、制振ノブ“R−VM33”を装備。なんともゴージャスな仕様です。

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まだまだ基本回路が完成したばかり。これからのチューニングがレクストの真骨頂です。このチューニングでどのくらい進化してくれるか、楽しみでなりません。

次の新製品

またまた新製品を開発中です。写真の段階で70%くらいの完成度?

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公開まで、もう少々お待ちください。

やはり電源ケーブルにはレゾナンス・チップ・コネクトを!

お客様よりお預かりした電源ケーブルの音質チェックを行っていたときのこと。同じ条件で試聴しているはずが、何故かレクスト試聴ルーム常駐の電源ケーブルのほうが音が良い結果に。個体差とは言えない差でしたので、真剣にチェックを繰り返していました。

原因が判明すれば、なんともイージーミス。レゾナンス・チップ・コネクトの有無でした。音楽がガツンと心に響くかどうか。この差は大きいです。お客様の電源ケーブルにレゾナンス・チップ・コネクトを貼って再試聴すると、完璧に同じサウンドになりました。

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簡単なミスですが、自分ではなかなか気づきにくいもの。レゾナンス・チップ・コネクトを電源ケーブルに未装着ならば、何よりも先に試すのをお薦めします。

≫レクストダイレクト限定 お得な10個入りセットの販売ページ

制振ノブ“R-VM33”の詳細ページ

制振ノブ“R-VM33”の詳細ページが完成しました。ぜひご覧ください。

≫制振ノブ“R-VM33”の詳細ページ

マスタリングエンジニアの小泉由香さんから、R-VM33のご感想コメントをいただきました。詳細ページにも掲載しておりますが、こちらにも転載しておきます。

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「本来の姿を取り戻した音達が、美しく目の前に広がって楽しく動き出す。音楽は生きものなのだと、改めて感じさせてくれます。」

(マスタリングエンジニア 小泉由香様)


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R-VM33未体験の方にはさっぱり意味が分からないかもしれませんが、のユーザー様なら大きく頷くご感想ではないでしょうか。

初回ロットの100個が完売してしまったので遅れておりました一般出荷も、第2ロット×50個が入荷してきましたので本日より正式に開始いたします。お近くのオーディオ販売店でご注文いただければ、入手可能です。

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ご検討よろしくお願いいたします。

クリニックのレポート その3

クリニック&トレーニングコースのレポートです。金沢へ行ってきました。

場所:石川県T様宅 6畳+6畳の和室 天井高2.4m程度 畳

お悩み:音楽が右に寄って聞こえる。

カウンセリング中の部屋の印象:
和室なので適度にデッドで、嫌な響きがなくリスニングに適している音響という印象。ただし、畳の材質違いで同じ6畳和室でも響きが微妙に異なるのは興味深いものでした。

ビフォー試聴:
レクスト試聴ルームを再現したようなレクスト・リファレンス機のフル装備。セッティングもよく勉強されており、パッと見ただけでは完璧に見えました。T様は長く「音が右に寄って聞こえる」問題に悩まれています。お電話やメールで何度もやりとりしてきたのですが、上手く解決できませんでした。そこで、思い切ってクリニック&トレーニングコースを申し込まれたのです。

結果を先に言えば、無事解決できました。原因は簡単ではなく、複雑に絡み合った複合原因を解き明かす必要があり、実際にお伺いしなければ分からなかったと思います。私でなければ解決できない案件ならば、遠方でも行くしかありません。

実際に音を聴いてみると、右に寄っているというよりは、センター音像が甘い印象。機器の故障も疑いながらの金沢訪問でしたので、これならば即時に解決可能と一安心。クリニックの基本通り、ルームチューニングとスピーカーセッティングを正確に行い、その過程で解決方法を見出していきます。


作業内容:
(ビフォー動画撮影)
1.レゾナンス・チップRTによるルームチューニング

ご提案図作成サービスを利用されていますので、私の指示通りにレゾナンス・チップRTが貼ってあります。実際に部屋を確認してみると、壁の材質が想像以上に柔らかい塗り壁でした。写真からは見えてこない症状です。珪藻土などの塗り壁でもレゾナンス・チップRTは対応可能ですが、ここまで仕上がりが柔らかいと、逆に柱や桟を狙って貼る位置を変更したほうが良さそうです。

また、6畳+6畳という二間続きの和室ですから、合計12畳。約10畳までの対応であるレゾナンス・チップRT×1セット(=10個)では少し足らない印象で、やはり12個は使うべきところでした。実際に音楽を聴くときは、間仕切りの襖を閉めて6畳のみしか使用していないということから、システムの置いてある部屋のみのルームチューニングに変更しました。


2.レーザー墨出し器によるスピーカーのフォーカス合わせ

お客様ご自身でもレーザー墨出し器を使ってスピーカーをセッティングされていました。私が精度を確認してみると、大きくズレが生じています。原因は床の強度不足で、スピーカーに近づくと床がたわみ、レーザー墨出し器を設置している三脚も微妙に動いてしまい基準線が機能していないことでした。私が作業しても同じことで、上手く精度が出ません。

そこで三脚設置を諦め、天袋の桟にレーザー墨出し器を置いて基準線を出すことに。これが大成功。歩き回ってもレーザー基準線がビクともしません。

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赤丸のところにレーザー墨出し器を置きました。これで精度の高いスピーカーセッティングが可能です。

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ルームチューニングとスピーカーセッティングの変更で、かなり濃いセンター音像が出現してきました。その後は、細かい対策を追加していきます。


3.スピーカーRQ-F7を整備&再調整
4.障子を外す
5.スピーカーとアンプのスピーカーターミナルの締め付けトルク調整
6.CDラックを別の部屋へ移動
7.椅子の高さを変更
(アフター動画撮影)

効果的だったのは障子の撤去でした。ウッドブラインドを追加されているので、基本的に障子は不要とのこと。試しに障子を開け閉めすると、結構センター音像に影響していることが分かりました。特にスピーカー後ろの障子は無いほうが明らかに好印象です。ウッドブラインドの後ろに隠れている障子だけに、なかなか見落としがちな原因。やはりスピーカー付近の吸音は無いほうが良いというセオリー通りの結論です。

音が右へ寄っていた原因は複雑でした。最後の確認試聴で明確になった原因のひとつは、頭の右側30pくらいのところに、大きなデッドスポットがあるということ。おそらく定在波の影響でしょうが、ここにハマると音が急激に弱くなる印象があります。この影響を弱めるように物を動かして対応しましたが、今後も要注意です。気になるようだったら、システムを50pくらい左へ移動させると良いでしょう。

もうひとつには、お客様自身の補正が弱くなっていることも挙げられるでしょう。ヘッドホンを活用して、センター音像を頭の真ん中へ定位するようにする練習もご提案しておきました。脳の補正回路が強力ならば、少々のセンター音像のズレくらい、強制的に真ん中へ持ってこれるようになります。エンジニアさんがスタジオの劣悪環境でもブレの無い仕事ができるのは、強靭な補正回路を心に有しているためです。

といっても、強いセンター音像が出現するようになりましたので、楽しんで音楽が聴けるようになったと思います。はるばる金沢まで行った甲斐がありました。お客様にも喜んでいただけたのではないでしょうか。私も大いに勉強になったクリニックです。

最後に、トレーニングとして“スピーカーターミナルの締め付けトルク調整”を練習。私のお手本を元に、お客様自身に実践してもらいます。「自分が締めると、まるで音楽が逃げていくよう。なんで西野さんが締めると、こんなに音が太くなるの???」と不思議そう。練習で、まずまずの合格点までできるようになったのではと思います。

では、ビフォーアフター動画をお楽しみください。エレキバイオリンの音色と音の力強さに着目すれば、今回のクリニックの成果を感じていただけることでしょう。ゲインがいつもの比較試聴動画と比べて小さいのは、お客様の聴いているボリュームのまま録画したためです。少し音量を上げて聴いてみてください。

ビフォー動画


アフター動画



次の東京出張は7月中旬くらいの予定です。平日か週末かご希望をお知らせいただければ、スケジュールを検討させていただきます。クリニックご希望の方は、お気軽にお問合せください。

 ≫クリニック&トレーニングコースの詳細

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株式会社レクスト
0267-31-0889(Tel)
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