8/1はフライデーイベント

明日8月1日(金)は、フライデーイベントです。
 
時間は18:00〜20:00、場所はレクスト・イベントルーム。
地図はこちら。
http://www.reqst.com/map.html

明日は新アクセサリー試作品の公開実験…といきたかったのですが、出来上がった試作品の製造段階にミスがあり、想定していた性能が出ませんでした。アイデアや設計自体は間違いありませんので、再度作り直してもらっています。1ヵ月ほどの遅れが生じてしまいましたが、そこはただでは転びません。より良い製品となるよう、製造チームに更に細かく指示を出しました。新アクセサリーの試作品お披露目は、8月下旬となりそうです。もう少々お待ちください。

明日のイベントはネタが無いのかというと、超目玉があります。先週のイベントでチラリと聴いていただきました、CDトランスポートへの新しい挑戦です。

実は、オーディオライターの和田博己さんにも、このトランスポートの新技術を聴いていただきました。「これは凄い、いやホントに。聴きたい音が全部聴こえてくるようだ。」と大絶賛を頂戴しました。そして、「レクスト独自のトランスポートを作るべき。」とのアドバイスも。

今、本気でCDトランスポートの新規開発の検討を始めました。既製品のチューニングではなく、DAC-NS1Sの性能についてこれる新しいトランスポートが生み出せないものか。全くの白紙ですが、各方面で検討を始めてもらっています。

レクスト試聴ルームと同じ、TL51X+NS441Dをご購入いただいたお客様には、有償バージョンアップで対応できそうです。DAC-NS1MとNS1Sユーザー様で、早くその世界を体験したい方には、TL51Xベースをお薦めします。何せ、レクスト開発機はこれからですので、実現できるかどうかもわかりません。

とにかく、明日はその凄い音を聴いてみてください。これはCDトランスポートの革命でしょう。どこが凄いかというと、音楽の“鮮度”です。私の感覚で判断すると、従来CDの鮮度より2.5倍アップと感じています。こんな活き活きした音楽は、まるで録音した音ではない、演奏のプレイバック時のようです。

DAC-NS1Sの新しい音楽世界すら未体験の方には、あまりに先を進みすぎたお話だと思います。レクスト的にも、新アクセサリーよりもその次のプロジェクトですから、まだまだ先の話です。とはいえ、この音が出たからには、ご披露せずにはおれません。未来の音楽再生を、一足早く明日のイベントで聴いていただけると思います。CDトランスポートには、まだ未知の部分があったのです。

予約不要・入場無料ですので、お気軽にご参加ください。楽しみにお待ちしております。

7/25はスペシャルイベント

明日7月25日(金)は、フライデーイベント・スペシャルです。

『ALLION & REQST試聴会』 〜話題のアンプ&DAコンバーターを堪能する〜

時間は18:00〜20:00、場所はレクスト・イベントルーム。
地図はこちら。
http://www.reqst.com/map.html

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ALLIONアンプ/T-125sv・T-100と、REQST/DAC-NS1Sが、一度に聴けるスペシャルなフライデーイベント。ゲストに ALLIONブランド代表の島元澄夫氏をお迎えし、様々なソフトを聴きながら、話題のALLIONアンプとレクストDAコンバーターを堪能していただく試聴会です。

DAC-NS1SのCDソフトを大きく飛躍させる新しい音楽世界。それをALLIONアンプがどのように描き出すのか。興味はつきないところです。

先行で到着しているT-100は、オプションの200V仕様です。レクスト試聴ルームには、ブレーカー直の200V電源が用意してありますので、良い状態でT-100のパフォーマンスを聴いていただけることでしょう。

島元さんが持参する新型T-125svは、私も明日初めて聴きます。ウワサでは、T-100を遥かに超えるパフォーマンスとか。こちらも楽しみです。

予約不要・入場無料ですので、お気軽にご参加ください。楽しみにお待ちしております。

アンプ:ALLION/T-100

話題のアンプ、ALLION T-100がレクスト試聴ルームに到着しました。

alliont100.jpg

ALLIONブランド代表は、出水電器の島元さん。レクストの電源環境は、全て島元さんにお任せしたものです。専用ブレーカーを設けることで、商業ビルながら快適なオーディオ電源環境が構築されています。

「島元さんが、凄いアンプを作ったらしい。」というウワサは、もちろん耳にはしていましたが、こちらもDAコンバーター開発で煩雑な時期でもありましたので、少々遅くなりましたがやっとALLIONアンプを聴くことができました。

到着したのはALLION T-100の200V仕様。いやはや、聴いた皆さんが驚くはずです。第一印象は、音楽に非常に素直なアンプ。SNが良いのと、しなやかでクセの無いサウンドが素晴らしい。レクスト試聴ルームのアンプ群とは、また異なる魅力を持つアンプです。試聴機がほとんど新品とのことですので、イベント当日までエージングしておきます。

「もっと驚かしたいから。」と、イベント当日には上位機種T-125svが持ち込まれるとのことです。「一聴して違う」らしいので、そちらも楽しみにしています。

フライデーイベント・スペシャルは、今週金曜日です。ぜひALLIONアンプとレクストDACの競演をお見逃し無く。

7/18はフライデーイベント

明日7月18日(金)は、フライデーイベントです。
 
時間は18:00〜20:00、場所はレクスト・イベントルーム。
地図はこちら。
http://www.reqst.com/map.html

今日は久しぶりに普通のCDプレーヤーを聴く機会がありました。鳴り出したその音に愕然。全く音楽が楽しめない自分がいました。普通のCDプレーヤーといっても、15万円クラスのベストセラー機。それが、こんなオモチャみたいな音楽にしか聞こえてこないとは、ショックでした。DAC-NS1Sのサウンドに慣れると、もはや普通のCDには戻ることができません。

イケオンさんのイベントでも、DAC-NS1Sで聴くCDの音が、あまりに他のDAコンバーターと異なるため、比較試聴になりませんでした。それこそ、EQやエンハンサーが入っているのか、アップサンプリングでも行っているのではないかと、疑われる始末。DAC-NS1Sは、そういった音楽の加工を一切行っていません。アーティストや音楽制作現場の想いを乗せた44.1kHz/16bitのデジタルデータそのままを、忠実にアナログ音声に変換しているだけなのです。

小手先の音質加工は、音楽を愛する皆様には通用しません。必ず見破られてしまいます。それでは、DAC-NS1Sと一般CDプレーヤー。その音楽の相違はどこから来るのでしょうか。答えは明確。規格の限界や、CDソフト制作時の過剰演出と思われていたものが、DAC-NS1Sによって払拭された結果なのです。CDソフトに記憶された音楽。その再現が従来の手法では稚拙だったにすぎません。

明日のイベントでは、スピーカーにシングルウーファーのDSW-T1を使用します。ご家庭でも使いやすいこのスピーカーで、DAC-NS1Sの新しい音楽世界を体感していただけたらと思います。

予約不要・入場無料ですので、お気軽にご参加ください。楽しみにお待ちしております。

DAC-NS1Sの満足度

このところのフライデーイベントで、REQST-PRO/DSW-T1の試聴要望を数多く頂戴しました。DSW-T1の試聴機がメンテナンス中だったので、しばらく聴いていただくことができなかったのです。本日、再アッセンブル作業を行い、DSW-T1の試聴機が復活しました。

久しぶりに聴く、DSW-T1。しかし、この素晴らしいサウンドは、私の記憶にあるDSW-T1の音をはるかに超えるイメージです。そういえば、DAC-NS1Sがこのバージョンになってから、DSW-T1で聴くのは初めてかもしれません。

レクスト試聴ルームのメインスピーカーDW-S1が48万円。DSW-T1は、その半額以下の22万円。それが、こんな良い音で鳴ってしまうと、開発側としてちょっと冷や汗ものです。

もちろん、上位機種DW-S1には圧倒的な優位性があります。では、【一般CDプレーヤー+DW-S1】と【DAC-NS1S+DSW-T1】を比較試聴すればどうなるでしょう。100人でブラインドテストしたとしても、全員が後者を選ぶことでしょう。

この結果から考察すると、DAC-NS1Sの新しい音楽世界が、素晴らしく再現しやすいということが分かります。DSW-T1のような17cmシングルウーファーの低音でも、DAC-NS1Sのボトムレスな音楽表現ならば、レクスト試聴ルームのような広さがあっても、のびのびとしたパフォーマンスが可能となります。

簡単な計算をすると、48万円-22万円=26万円。この26万円は、迷わずDAC-NS1S/38万円の購入資金の一部に充当したほうが、音楽的にははるかに有効な投資となることでしょう。オーディオシステムのグレードアップ案としても、スピーカーの買い替えより、DAC-NS1Sを選ぶほうが、圧倒的に音楽の高みに到達できるのではないでしょうか。

少々商売っぽい話になりましたが、こういったグレードアップのご相談が最近多いので、スピーカーの試聴に来られたお客様にでも、DAC-NS1Sをご紹介しています。私も頭では理解していたものの、その事実を今日のDSW-T1試聴で見せ付けられた感があります。私自身ショッキングな結果でした。

私は仕事柄、自宅ではあまり音楽は聴きません。仕事中の音楽試聴で、かなりの満足が得られているからです。自宅で聞くBGMなら、CDやiPodの音で十分です。世の全てのCD機器が、DAC-NS1Sの世界に到達する必要はないと思います。しかし、音楽が大好きで、オーディオを趣味とされている方ならば、そしてCDの音質では満足されていないのならば、DAC-NS1Sと出会うべきです。

You Tubeの画像でも感動できる音楽があります。同じソースをブルーレイで見るのでは、感動の質や大きさは同じでしょうか。そんなことを想いながら、レクスト試聴ルームを流れる音楽に感嘆する一日でした。

DAC-NS1Sのコツ

イケオンさんイベントのとき、できるだけ良い常態で聴いていただきたいと思うのが親心。イケオンの蓮見さんといっしょに、イベント前にあれこれチャレンジしてみました。その結果、『できるだけ普通の状態にセッティングすること』で、DAC-NS1Sのパフォーマンスはより優れたものとなることがわかったのです。そのコツをご紹介したいと思います。

DAC-NS1Sは、特に神経質にならなくとも、新しい音楽世界でCDソフトの再現が可能です。CDプレーヤーを比較試聴されたことがある方ならご想像いただけると思いますが、セレクターで切り替えて判別できるほどの大きな差は得られないのが普通です。ゆっくりAB比較して、音楽性の高さを評価したりするのが一般的だと思います。しかし、DAC-NS1Sのサウンドは、セレクターでカチカチと切り替えても分かるほどの大きな差がありますし、一般CDプレーヤーが「ラジカセに聴こえる」とまでの評価をいただくことがあります。それほどの“奇跡”が、DAC-NS1Sによって起こるのです。

その奇跡を勝ち取るためには、従来の常識に囚われていてはいけません。全く違う音楽再現が展開するのですから、全て再検証が必要となってきます。CD時代に効果的だったからといって、新しい音楽世界でも効果的かどうかは、やはり聴いてみないと分かりません。特に、激変アイテムは要注意だと言えます。

イケオンさんで行ったのは、下記のようなトライです。

【特に効果的だったもの】
1.トランスポートの天板から、CDソフト類、電磁波シート、防振材を撤去。
2.トランスポートの下から、金属ボードとカーボンフェルトを撤去。

【効果的だったもの】
3.DAC-NS1Sの下から、防振ガラスボードを撤去。

【念のため】
4.DAC-NS1Sとトランスポートを、一般コンセントより給電。

【その他】
5.デジタルケーブルは、Z-DTC01を使用。


1と2は、DAC-NS1S本体ではなく、送り出し側トランスポートのセッティングです。これは意外と盲点と言えます。トランスポートをできるだけベーシックな状態に戻すという作業を行いました。よく「デジタル信号は変化がない」と言われていますが、ならば何故それらのオーディオ・アクセサリーを使用していたのでしょう。ご自宅の場合でも、良くなったと感じたからこそ採用したアイテムだと思います。DAC-NS1Sから見れば、それは“変質してしまったデジタル信号”という場合があるのです。新しい音楽世界への軌跡を起こすために必要なのは、普通のデジタル信号です。まずは、ベーシックな状態からお試しください。

3は、DAC-NS1Sのセッティングに関するポイントです。DAC-NS1Sは、置き場所の影響を受けにくく開発しています。とはいえ、全く影響を受けないのではありません。特殊な環境ではなく、できるだけ普通の場所に置いていただきたいと思います。普通のガラスなら問題ありませんが、防振ガラスとなると少々心配になり、撤去してもらいました。木の台に直置きのほうが少し良い印象がありましたので、そちらを採用しています。

4は電源問題です。『電気の源』と書くように、電源は重要です。イケオンさんでは、デジタル系にはトランスを活用されているとのこと。一般コンセントとそのトランスを聞き比べましたが、DAC-NS1Sは大きくは影響を受けていなかったようでした。念のために、ご家庭での再現を考慮し、一般の電源コンセントより給電することにしました。

お客様宅でよく問題になるのは、この電源問題です。特に、波形再生成タイプや、電磁波対策系の電源機器は、あとからお試しいただくのをお薦めしています。自慢の電源装置というお気持ちは理解できますが、まずは一般電源コンセントから給電して、DAC-NS1Sをお試しください。

5は、デジタルケーブル問題。1と2とも関連しています。「デジタル信号は変化がない」という考えから軽視されがちなデジタルケーブルですが、意外と重要なポイントがあります。DAC-NS1Sには、できればZ-DTC01を使っていただけることをお薦めします。

実は、何も難しいところはありません。普通のセッティング。それだけです。CDプレーヤーで蓄積したオーディオ経験値は一旦忘れていただいて、新たな気持ちでこの新しい音楽世界へ飛び込んでいただければと思います。レクストでは万全の体制でフォローさせていただきますので、不安に思ったり、分からないことがあれば、お気軽にお問合せください。

7/11はフライデーイベント

明日7月11日(金)は、フライデーイベントです。
 
時間は18:00〜20:00、場所はレクスト・イベントルーム。
地図はこちら。
http://www.reqst.com/map.html

DAC-NS1Sのサウンドが絶好調ですので、明日も素晴しいパフォーマンスをご披露できると思います。イケオンさんでの高額スピーカー陣も良かったですが、レクスト試聴ルームの小型スピーカーDW-S1も絶品です。ぜひ聴いてみてください。

春のハイエンドショウで、山之内先生がDAC比較試聴の際に使用していたソフトを入手しました。レクスト試聴ルームでは、どのように鳴るのでしょう。また、他のCDプレーヤーが「ラジカセのように聴こえる」と噂される、DAC-NS1Sが再現する新しい音楽世界とは。お好きなソフトでご確認いただければと思います。

予約不要・入場無料ですので、お気軽にご参加ください。楽しみにお待ちしております。

※なお、明日は私のスケジュールの都合で、イベント二次回はありません。イベントは、定時で終了しますので、遅めに参加されるお客様はご注意ください。申し訳ございません。

イケオン試聴会レポート

7月4日(金)5日(土)と、イケオンさんでDAC-NS1Sの試聴イベントが開催されました。両日ともほぼ満席の状態で、通常は2列座席のところを3列席にしての対応。ご来場ありがとうございました。

土曜日に機材写真を撮っておきましたので、簡単にご紹介します。

主役のD/AコンバーターDAC-NS1S。木のラックに直置きです。DAC付属の電源ケーブルに、同軸デジタルケーブルZ-DTC01/1.0m。ラインケーブルはZ-LNC01/1.0mを使用し、最短距離でプリに接続しています。
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金曜日に使用したスピーカーWILSON AUDIO/System8。右隅に見えるREQST-PRO/DW-S1は、あえて今回のイベントでは使いませんでした。自社スピーカーでなくとも、DAC-NS1Sの新しい音楽世界は再現できるところをご披露したかったためです。
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土曜日のスピーカーは、KRELL/Modulari DUO。世界限定生産品で、まだ日本にはおそらく2セットしかないであろうと言われているスピーカーです。価格も600万円と高額機。アンプは、KRELL/EVO400×2台です。
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プリアンプは、KRELL/EVO222。トランスポートはESOTERIC/P-05で、電源ケーブルにZ-PRC01 PLAYERを使用しました。DAコンバーターは、DAC-NS1SとESOTERIC/D-05を、プリアンプのセレクターで切り替えて比較試聴。D-05のラインケーブルはMITでした。
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スピーカーがSystem8(370万円)/Modulari DUO(600万円)と、DAC-NS1Sの枠の取り払われた音楽世界を表現するのにも実力十分、素晴らしいサウンドを聴かせてくれました。特にModulari DUOは、破綻がなく余裕たっぷり。せっかくなので低音のデモということで『FREE/Marcus Miller』の8曲目を鳴らしてみました。底の無いNS1Sと、Modulari DUOの低音再現能力との相乗効果で、低音酔いしそうなもの凄い音圧です。

両日とも、DAC-NS1Sの良いパフォーマンスができたと思います。一般のCDサウンドとの比較が中心でしたので、ゆったりと新しい音楽世界に浸っていただくことができなかったのが残念ですが、両者の音質に大きな違いがあるのを感じていただけたのではないでしょうか。

イケオンさんの試聴室で、DAC-NS1Sの本領を発揮するための、ちょっとしたコツを発見しました。それは『できるだけ普通の状態にセッティングすること』です。後日、詳細にご報告したいと思います。

仮想マスタリング手法

バージョンアップしたDAC-NS1MとDAC-NS1S。両機の登場は、オーディオの歴史の中でも革命的な出来事だと私は思います。お客様が来られると、普通のCDプレーヤーとDAC-NS1Sを比較試聴するわけですが、皆様一様に感嘆の声を上げられます。14型テレビを見ているような小さな枠に収まってしまった音楽と、コンサート会場で楽しむ音楽。それほどの違いが、CDプレーヤーとレクストDACの間には存在するのです。

DAC-NS1Sの登場により、今後の開発のモチベーションを維持するのが難しいほど、満足してしまう音楽を手に入れたのですが、ソフトによっては何か完全燃焼していない自分に気付くときがあります。それは、80年代後半くらいまでに生産されたCDソフト達です。レコード時代に感動して聴いていた音楽と、何か違和感が感じられるといった印象でしょうか。

この原因は判明しており、CD製作技術が発展途上であったことが一番に挙げられます。CD初期の思い出話をエンジニアさんから聞いてみると、当時はレコード主体であり、作品によってはCD用のマスターを用意するといった製作手順だったそうです。完成したマスターをデジタル化して、CD用のマスターを提出。CD用にEQしたりという、いわゆる近年の“マスタリング”という概念が出てくるのは、しばらく後になってからということでした。

逆に言えば、これは非常に興味深いソフトだということに気付きます。それは、当時はレコードとCDが同じマスターから製作されているという事実です。当時のCDソフトが音痩せしている状況を考えると、アナログからデジタルへ音楽を変換するときに問題が発生したと考えられます。もしデジタル変換が上手くいっていたと仮定するならば、レコードと同じマスターがノンEQで手元にあるとも言えます。

CD初期を考えると、おそらくA/Dコンバーターは、ひとつの機種であったと考えられます。そのデジタル変換が初期CDソフトの音痩せ原因と想像すると、ある種の音質改善雛形を作ってやれば、一律で当時の良質なマスターのサウンドを再現できるかもしれません。そう考えて試してみたのが、“仮想マスタリング手法”です。

この仮想マスタリングには、最適なアクセサリーが既にレクストには存在しています。CUBICシリーズ、特にDRESS-CUBICです。元々、SQUAREやCUBICというアクセサリーは、マスタリングエンジニアさんが行っているEQ作業を、電源を使わない焼物という手法でシュミレートしたものでした。ある意味、パッシブのイコライザーという感覚です。

オーディオの概念では、パッシブEQというとピンとこないかもしれませんが、実は既に音楽制作現場ではSQUAREやCUBICが積極的に使用されているのです。大手レコード会社のマスタリングエンジニアさんも、EQやコンプでは決まらないときに、DRESS-CUBICを活用しているとのことでした。CUBICだけでリマスターされた音楽CDが、もう市場に展開しているのです。

さて、ご家庭で行う仮想マスタリングです。使用する場所は、CDプレーヤーとD/Aコンバーターの間の、デジタルケーブル。レクスト試聴ルームでは、DAC-NS1Sの2系統ある同軸デジタル入力を活用して、COAX-1がトランスポート直結、COAX-2が仮想マスタリング経路というふうに使い分けて、トランスポート側のデジタル入力を差し替えています。

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それでは、仮想マスタリングの勘所をご説明します。第一段階は、DRESS-CUBICを1個だけ使用。敷く位置によって効果を調整することができ、D/Aコンバーターに近いほうが効果が強く出ます。80年代後半くらいまでに製作されたCDソフトに試してみてください。ドンシャリで音楽が薄く感じられていたのが、肉厚に変化すれば成功です。

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第2段階は、DRESS-CUBICの下にRS-SQUAREを追加します。これが、最も推奨できる、万能タイプの仮想マスタリングです。DRESS-CUBIC単体のときよりも改善効果が高く、よりレコード時代のイメージが取り戻せると思います。フライデーイベントでは、聖子ちゃん・明菜ちゃんや、杏里さんなどで大成功でした。

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ちょっと変化球として、DRESS同士の組み合わせもご紹介します。DRESS-CUBICの下に、DRESS-SQUAREを敷く技です。DRESSシリーズは、60〜70年代音楽を楽しむために開発しましたので、このコンビネーションは70年代以前に録音されたソフトに最適です。『KIND OF BLUE』などの60年代ジャズは、イベントでも凄く良い結果が出ました。RS-SQUAREのときよりも、さらにヴィンテージ感が増します。

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失敗したときの判別が凄く簡単なのも、この仮想マスタリングの良いところです。成功の場合は、音楽が活き活きと変化しますが、失敗(=マッチングが良くない)のときは極端に音場が狭くなります。元気が無くなったとか、音にクセがあるように感じる、音楽がこじんまりしてきたという場合は失敗ですので、CUBICやSQUAREを外してください。簡単に元に戻せるのが嬉しいところです。

この仮想マスタリングは、日本のポップスやジャズと特に相性が良いです。クラシックでは、古いソフトを持っていないせいなのか、なかなか成功例が見出せず、私も研究中です。

アナログレコードのカートリッジを交換するような感覚で、ぜひこの仮想マスタリング手法を楽しんでみてください。マスタリング・エンジニアになった気分で、CUBICやSQUAREの種類や数、位置などを調整し、レコードで聴いたあの日の音楽を探してみられてはいかがでしょう。

たくさんの方に仮想マスタリングを楽しんでいただきたいので、レクストダイレクトに7月特売品コーナーを設けました。CUBICやSQUAREをお安くご提供しております。
≫7月特売品コーナーはこちら

ご感想は掲示板まで。楽しみにしております。

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株式会社レクスト
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