2007年最終コラム

2007年も、早くも最終コラムとなりました。大急ぎで近況報告を。

【イケオンさんイベント】

イケオンさんのイベント、とても幸せなサウンドで満たされた2日間でした。小型スピーカーREQST PRO/DW-S1だけでなく、大型スピーカーでDAC-NS1Sを聴くことができ楽しかったです。初日はB&W/802D。2日目は、クレルの700万円クラスのスピーカーと、プリ&パワーのフルシステムという豪華さ。値段を考えたくなくなる機器達の中、主役はDAC-NS1S。至福の音楽再現が流れるイベントでした。

豪華スピーカー達に囲まれながら、一歩も譲らずDW-S1がよく鳴っていました。スポーツカーが好きか、高級セダンが好きかという好みの違いだけで、音楽のクオリティーに全く違和感がありません。私はDW-S1を聴きなれていることもあり、そのスピード感ある低音に、逆に大型スピーカーよりも優位性を感じるほど。自分達が考えているより、DW-S1はもの凄いスピーカーなのかもしれないと、その実力を再認識しました。

DAC-NS1Sは、非常に好評でした。ご感想アンケートを拝見させていただくと、恐縮するほどの賛辞の数々。DAC-NS1S初の社外イベントは、良いパフォーマンスでスタートを切れたようです。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます。


【楽器用ケーブル試聴】

来年の楽器用ケーブル発売に向け、同価格帯のケーブル聴き比べを行いました。私も5年ぶりくらいにベースを弾いて参加。

結果は、圧勝。というより、勝負になりません。アンソニー・ジャクソンさんが採用されるはずです(笑)。オーディオケーブルでは、ここまで差が出ることは少ないのですが、楽器の音楽エネルギーのダイナミクスを伝送できていたのはレクスト製だけでした。ブラインドで聴くと、5万円のベースと30万円のベースとを比べたくらい違います。楽器は同じなのに、ケーブルだけでここまで違うのだと、我ながら驚いてしまいました。

逆に言えば、Zケーブルシリーズには、オーディオ用途として考えると、まだまだ圧倒的に余裕があるということです。ということは、機器側にまだまだ改善の余地があるのでしょうか。機器側開発にも携わる者として、そういった反省を含め、驚きのテストとなりました。


【ありがとうございます。】

2007年は、大きな目標としていたDAコンバーターを誕生させることができました。本当にありがとうございます。

2008年は、創業10周年となります。DAC-NS1Sで全て蓄積してきたアイデアは出し尽くしましたが、また新たな気持ちで前進していきます。

来年も引き続き応援よろしくお願いします。
皆様、良いお年をお迎えください。

イケオンさんでイベント

明日12月21日(金)と22日(土)は、イケオンさんでDAC-NS1Sのイベントがあります。試聴会使用モデルは下記の通りです。

CDプレーヤー:IKEON/DCD-S1 Ver.Z201XL
トランスポート:ESOTERIC/P-05
DAコンバーター:REQST/DAC-NS1S
アンプ:KRELL/KAV-400xi
スピーカー:REQST/DW-S1

 
詳細はこちら。

http://www.ikeon.co.jp/communication.htm

イケオンさんに確認しましたところ、ほぼ満席とのことです。ありがとうございます。まだ数名なら席があるようですので、参加いただけるお客様は早めにイケオンさんにお問い合わせください。

スピーカーはDW-S1だけでなく、大型スピーカーも聴けるようにリクエストしておきました。試聴機リストにはありませんが、B&W/802Dになると思います。DAC-NS1Sの魅力を、レクスト試聴ルームとはまた違ったシステムでご堪能いただけるイベントです。

私もDAC-NS1Sの解説に伺います。ぜひご予約のうえ、ご参加ください。楽しみにしております。

12/15はスペシャルイベント

明日12月15日(土)は、スペシャルイベント『2007年ファイナル/DAC-NS1Sを様々なトランスポートで聴く』を開催します。
 
時間は14:00〜17:00、場所はレクスト・イベントルーム。
地図はこちら。

http://www.reqst.com/map.html

バージョンアップしたDAC-NS1Sは絶好調です。スタッフ一同、驚くほどのグレードアップに成功しました。このサウンドは、“予告なき変更”で済ませられるレベルではありません。ご購入のお客様が全て把握できているうちでしたので、全数を無償バージョンアップで対応できて良かったです。

今回のDAC-NS1Sのバージョンアップで、特に音楽の“ライブ感”が向上しています。DAC-NS1Sがあれば、お部屋はいつでもコンサートホールでありライブ会場です。CDの演奏ボタンを押せば、そこに熱演が繰り広げられます。困るのは、いつストップボタンを押すかどうか。ためらってしまい、結局ソフト1枚を聴いてしまいます。演奏停止ボタンとは、よく言ったものです。自分自身で、どうして名演を止めることができましょうか。

サウンドデンさんより、高精度マスタークロック搭載機も到着しております。ベースモデルsc1.0と簡単に比較試聴してみましたが、よくぞここまで違うサウンドになるものだと驚いています。DAC-NS1Sとのコンビネーションも、大変興味深いものがありました。私も皆さんと一緒に、明日じっくり聴いてみたいと思っています。

愛聴盤をご持参いただければ、ご試聴できる時間も作りますので、明日はたっぷり音楽を楽しんでください。

予約不要・入場無料ですので、お気軽にご参加ください。楽しみにお待ちしております。


DAC-NS1S解説 4

本日は、バージョンアップしましたDAC-NS1Sのバランス音声出力について解説します。

先日、マスタリング・スタジオ“オレンジ”の小泉さんに、DAC-NS1Sをご購入いただきました。一般家庭とは違い、マスタリング・スタジオで入力されるのは、CDソフトではなく、96kHz/24bitなどのミックスダウンマスターや、マスタリング後の44.1kHz/16bitマスターなどです。CDソフトの平面的な音質の壁を突破するNS441D技術という飛び道具は、マスタリング・スタジオではあまり必要とされていません。それよりも、純粋なD/Aコンバーターとしての性能や音質が求められます。厳しいプロ現場でのDAC-NS1Sの採用は、大いに自信に繋がりました。

その日の比較試聴対象は、数多くのスタジオ採用された名機SONY/PCM-1630でした。PCM-1630で製作されたCDマスターの数は、おそらく世界一でしょう。オレンジさんでは、そのPCM-1630を本来のデジタルプロセッサーという用途だけでなく、D/Aコンバーターとしても使用されてきました。DAC-NS1S導入へ、超えていかなかればならない大先輩と言えるでしょう。

PCM-1630のD/Aコンバーター部のサウンドは、本当に素晴らしいものです。愛され続けた名機には、きちんと理由があります。価格は民生機の10倍以上はするでしょうが、魅力はそれ以上のもの。第1回目の比較試聴では、DAC-NS1Sに良さはあるものの、まだ達成できていない高みがあることが認識できたのでした。後日行われた第2回目の試聴では、バージョンアップしたDAC-NS1Sの実力は高く評価され、無事採用が決定しました。

その時に出たアイデアが、DAC-NS1Sのバランス音声出力のチューニング変更です。新設計ディスクリート回路のアンバランス音声出力に比べれば、どうしてもオペアンプ回路はナローレンジであり聴き劣りもしてしまいます。そこでその特徴を逆手に取り、ヴィンテージ的なアプローチはできないものかということでした。具体的には、STUDER/A820の音声出力のようなサウンドという提案です。

ヴィンテージ・サウンドというと、古い音のようなイメージと捉えられがちですが、DAC-NS1Sのバランス出力が目指したのは、少しそれとは違います。また、往年の名機のサウンドをそのままコピーをしたわけでもありません。70年代当時の機器が持っていた、音像を中央にギュッと凝縮し、勢い良く放出するあの感じ。楽器で例えるなら、60年代ストラトキャスターやジャズベースが持つ、決してワイドレンジではないけれども、芯のあるサウンド。そういうスピリッツが、DAC-NS1Sのバランス音声出力の目標です。

結果は大成功。圧倒的ワイドレンジのアンバランス出力の陰に隠れていたような印象だったバランス出力が、活き活きと蘇りました。個人的には、未来的とさえ感じるほど心揺さぶる音楽再現のアンバランス出力が大好きですが、バランス出力の温かみがある力強さに惹かれる方も多いのではないでしょうか。

どちらかなんて、私には選べそうにありません。愛すべき音楽は、どちらもあふれるほど流れているのですから。

スペシャルイベント情報

今週15日(土)開催のスペシャルイベント情報を掲載しました。

http://www.reqst.com/event.html

様々なトランスポートが登場し、DAC-NS1Sの魅力に迫る3時間。特に、SOULNOTEさんの新型CDプレーヤーsc1.0(税込標準価格147,000円)と、そのsc1.0に高精度マスタークロック“ D-Clock”を搭載した機の比較は、皆さん興味にあるところではないでしょうか。DAC-NS1Sとは初競演となりますので、どのようなサウンドが飛び出すのか、私も楽しみにしています。

PS3のトランスポートとしての実力も、なかなかのものです。価格を考慮すると、脅威のハイCPと言えるのではないでしょうか。ハイサンプリングは好みの別れるところですが、音質変更の一環とすると、非常に面白い機能です。ファンノイズは、許せるギリギリの線でしょう。DAC-NS1Sとのコンビネーションをお楽しみください。

12/7はフライデーイベント

明日12月7日(金)は、フライデーイベントです。
 
時間は18:00〜20:00、場所はレクスト・イベントルーム。
地図はこちら。
http://www.reqst.com/map.html


先週の専用電源ケーブルから、更に変化がありました。機種名は変更ありませんが、開発ネームはDAC-NS1Sマーク2です。

別項のブログにも書きましたとおり、バランス出力が魅力的に変貌しております。簡単に言えばヴィンテージ・サウンドなのですが、スタジオ機器の往年の名機が持つような、アナログ感ある音と言いましょうか。ディスクリート設計のワイドレンジRCAアンバランス出力と、甲乙つけがたい喜びがあり、音楽がより楽しんでいただけることでしょう。

全体の音質も、マーク2の名に恥じないくらいグレードアップしています。実は、バランス出力よりも、このグレードアップのほうが自信作であり、作業は困難でした。今までのDAC-NS1Sの音を知っている方なら、大いに驚いていただけることでしょう。初めて聴く方は、今までのCDサウンドとのあまりの違いに、衝撃を受けられるかもしれません。ぜひ聴いてみてください。

愛聴盤をご持参いただければ、ご試聴可能です。名録音でなくとも名盤でなくともかまいません。自分の好きな音楽が、“あの時よりも感動できるかどうか”がDAC-NS1Sの魅力であり醍醐味だと思います。

予約不要・入場無料ですので、お気軽にご参加ください。楽しみにお待ちしております。


DAC-NS1Sマーク2

DAC-NS1S専用電源ケーブルが完成し、その成果を確かめるべくマスタリング・スタジオ“オレンジ”さんへ。オレンジの小泉さんは、日本のヒット曲を数多く手がけるマスタリング・エンジニアさんで、機器やケーブルの評価には非常に厳しい方です。

DAC-NS1SはCDソフトを44.1kマスターのサウンドへ肉薄させますが、やはり鮮度の面では本物の44.1kマスターには敵いません。音のほぐれ具合は共通のイメージながら、瑞々しさは44.1kマスターに軍配が上がってしまいます。CDソフト中心の現代の機器開発に、疑問を感じずにはおれない瞬間です。レクストの開発優位点は、この恵まれたテスト環境にあります。

実際の44.1kマスターをDAC-NS1Sに入力して試聴してみると、不満は無いものの、もっと高められるのではないかと思えるポイントを全員で感じることができました。知ってしまったからには、我慢できるはずがありません。専用電源ケーブルを考慮しながらの改良に取り掛かりました。

もう1点、小泉さんからの提案です。「バランス出力がオペアンプでレンジが狭いなら、それを逆手に取って、アナログ感あふれる音にできないか?」というものです。これは素晴らしいアイデアを頂戴しました。ヴィンテージ系のサウンドは、“DRESSシリーズ”で研究が進んでいますので、ノウハウを所有しております。DAコンバーターに取り入れることは、簡単ではありませんが不可能な話ではありません。

DAC-NS1Sのマーク2が完成しました。改良ポイントは2つ。専用電源ケーブルとの相乗効果で狙った更なる高音質化。そしてバランス出力からヴィンテージ・サウンドを楽しめるように。DAC-NS1Sは、更に魅力的にバージョンアップしました。

すでにご購入いただいたお客様へは無償バージョンアップで対応。本日出荷のお客様より、マーク2タイプでお届けします。ご期待ください。

一番身近なNS441D機

先日、CDプレーヤーDCD755AE+NS441Dのご注文を頂戴しました。価格的には、現在販売しているNS441D機の中では10万円と、最も身近な機種です。

DCD755AE+NS441D

ブラックは今回が初めてで、なかなかのルックスでした。レクスト試聴ルームに常駐しているのは、プレミアム・シルバー。こちらも上級機譲りで高級感があります。

NS441D施工機は、チューニングを行ってから、1台1台試聴した後に出荷されます。DCD755AE+NS441Dを本格的に試聴したのは、久しぶりのこと。なかなかの実力に、その音質を再評価しました。

新型DAコンバーターDAC-NS1Sで、最高の音楽再現を追及するのは、身震いするような感動を覚える魅力があります。その世界観とは違った手軽な高音質が、DCD755AE+NS441Dにはありました。CDの壁が消えてなくなる44.1kマスターの感覚は、DCD755AE+NS441Dでも体感可能です。固さがほぐれた柔らかく温かい音楽再現は、一般CDプレーヤーでは感じられないものです。

将来的には、DAC-NS1Sのトランスポート機としても活用できる発展性がDCD755AE+NS441Dにはあります。以前は光デジタル出力しかなかったので躊躇していたのですが、近日発売予定の光デジタルケーブルZ-OPT01があれば大丈夫です。

NS441D施工機は、デジタル出力も優秀です。実際、DCD755AE+NS441DをトランスポートとしてDAC-NS1S経由で聴くCDソフトは、DCD755AE+NS441D単体よりも信じられないくらい大幅にグレードアップしていました。

DCD755AE+NS441Dの使いこなしのコツは、ピュアダイレクトのモード2を活用することです。モード1はデジタル出力ありですが、本体のみで聴くならモード2が優れています。高音域のチリチリしたノイズ感が消えるのは劇的です。ディスプレイボタンを長押しする設定方法は面倒ですが、ぜひお試しください。

同軸デジタル出力が無い他に、電源ケーブルが交換できないのがDCD755AE+NS441Dの残念なところ。とはいえ、10万円プレーヤーに4万円の電源ケーブルZ-PRC01 PLAYERは、価格バランスに欠けます。電源ケーブルを交換しなくても良いように、DCD755AE+NS441Dは注意してチューニングしています。RS-CUBICを電源ケーブルに敷くといった工夫も、楽しみのひとつでしょう。

DCD755AE+NS441Dを聴いて、あまりの優秀さに驚き、きちんとご紹介しておきたいと思いました。CD専用機というのも魅力です。もし、10万円クラスのプレーヤー選手権なるものが存在すれば、間違いなく有償候補となるでしょう。

NS441D施工プレーヤーの販売は、リンクが分かりにくいところにあります。下記URLをご参照ください。

≫レクストダイレクト NS441D機器販売ページ

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株式会社レクスト
0267-31-0889(Tel)
info@reqst.com

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