JBL/エベレストのクリニック

本日はクリニックへ行ってきました。

お客様のスピーカーはJBL/エベレスト。38p×4発の大型スピーカーなので苦戦するかと思いきや、今日もバッチリと短時間で鳴らしきることができました。良い音というのはレクストSH-EP7のような小型スピーカーでも、エベレストのような大型&高額スピーカーでも、最終的には同じサウンドで鳴るものです。違う音で鳴っているのは、ある意味異質な音が出ているということで、頂点に近づくにつれ到達点のブレが無くなるという感じでしょうか。もちろん、広い部屋で聴く大口径ウーファーは、なかなかの快感ですよ!

クリニック後の製品お試しということで、新電源ケーブルZ-PRC01Wと電源タップセット、新RCAケーブルZ-LNC01Wを聴きました。

「全部、置いていってください。」

なんとも嬉しいご要望。しかし、持参したケーブル類は、全てがエージング済みのレクスト軽井沢リファレンス・ケーブルなんですけど・・・。

ええい!また最初からエージングをやり直せば良いだけのことです。何より、私だって目の前で鳴っている、この濃厚な音楽を元に戻すなんてことはできません。エベレストが本領発揮というか、別スピーカーのような鳴りっぷりで咆哮しているのですから。というわけで、全部そのままお買い上げとなりました。

新電源ケーブルZ-PRC01Wと新RCAケーブルZ-LNC01Wは、やはり音楽の別世界へと連れて行ってくれます。未導入の方が羨ましいくらい。このグレードアップの快感を、これから初体験できるのですからね!

レクスト軽井沢の電源タップが無くなってしまったので、ベルデン/PS1850を問屋さんに追加発注しました。ですので、電源タップ&ケーブル・セット(Z-PRC01W仕様)の追加販売を行います。来週10/13以降の出荷対応となりますので、連休に間に合わず申し訳ございません。ベルデン/PS1850の問屋さん在庫が品切れになるらしいので、確保できたこの機会にぜひ!

 ≫電源タップ&ケーブル・セット Z-PRC01W仕様 販売ページへ

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クリニックのレポート 神奈川県O様

昨年末にお伺いした、クリニック&トレーニングコースのレポートです。

場所:神奈川県 O様宅 洋室 天井高2.4m

お悩み:スピーカーを含むセッティングと、配線の取り回しを学びたい。
    現状のサウンドに不満なし。
    機器の能力を100%引き出したい。
    ルームチューニングをお願いしたい。

カウンセリング中の部屋の印象:
飛行場が近い関係で、防音性が高いお部屋とのこと。石膏ボードの響きが強く出ている印象です。

ビフォー試聴:
システムは、レクスト試聴ルームのリファレンスと同じ構成。とはいえ、いつもの音が聴こえてくるかというと、硬い音が鳴っており、100%の実力が発揮できているとは言えません。まずはルームチューニングを行い、硬い音の原因を探ります。

作業内容:
(ビフォー動画撮影)
1.レゾナンス・チップRTによるルームチューニング
2.レーザー墨出し器をセッティングし、基準線を出す
3.スピーカースタンドの立て直し
4.スピーカーの精度の高いセッティング
5.レーザー基準線に合わせ、ラックを真っ直ぐ置き直す
6.スピーカーのスピーカーターミナルのトルク調整
7.アンプのスピーカーターミナルのトルク調整
8.配線の取り回しを修正
9.エアコンコンセントに挿入してあった波動コンセントを撤去
10.ラックにレゾナンス・チップ・ゴールドを貼る
11.側面のカーテンが左スピーカーに近かったので、試聴席側へ移動
12.センター音像上方にあった煙感知警報機を試聴席後方へ移動
13.スピーカー近くの出窓の置物を片付ける
14.壁コンセントの金属ベースとカーボンパネルを撤去
15.レゾナンス・ピットを正確に置く
(アフター動画撮影)

1番から8番までは順調に進んだのですが、8番までの段階が終了しても、まだ硬い音が根本的に改善しませんでした。画像エフェクトのシャープネスがかかったような状態です。必ず原因があるはずですので、少しずつ探していきました。

面白かったのは9番。不要になったアクセサリーが、エアコンのコンセントに差さっていました。試しに撤去してみると、100点満点中5点アップくらい音質が向上してビックリ。オーディオ機器と直接関係のないエアコンのコンセントに思えますが、実は電源のアース部分でオーディオ機器と繋がってしまうのです。高価なアクセサリーが不要になってもったいないという気持ちは、私も理解できます。しかし、不要になったアクセサリーは、撤去するのが一番です。

そして、いよいよ原因を発見したのが14番。一見、普通の壁コンセントかと思いきや、非常に特殊なオーディオ系コンセントでした。壁コンセントは、なんと引っ張っても電源ケーブルが抜けないほど、強い締め込みでプラグを掴んでいます。これは硬い音のはずです。壁コンセントは後日取り換えてもらうとして、その日できるカーボンプレートと金属ベースの撤去のみ行ってもらいました。

壁コンセントが硬い音のままですが、ずいぶんと音がほぐれてきます。間違いなくシャープネスの原因は、この壁コンセントです。後日、普通のパナソニック壁コンセントに交換され、無事に柔らかなサウンドが得られたとのご報告をいただきました。

では、撮影してきたビフォーアフター動画をご覧ください。

ビフォー動画


アフター動画



メインシステムのクリニックのあと、ハイレゾ音源の試聴リクエストがあり、O様のDS-DAC-10で聴きました。レゾナンス・チップ・ゴールドと制振ノブ“R-VM33”というフル装備のDS-DAC-10。しかし、これもまた音が硬い・・・。

原因は簡単。O様はUSBケーブルにオーディオ専用品を使い、別電源装置を挿入されていました。これを私が持参した普通のUSBケーブルに交換。別電源装置は撤去し、パソコンのUSB出力とDS-DAC-10をUSBケーブルで直結しました。これで、いつもの柔らかいサウンドでハイレゾ音源が鳴りはじめました。

USBバスパワーを別電源にするというアイデアに否定的だということではなく、その別電源の音は“聴いてみなくては分からない”ということ。方式が優れているものが高音質だとは限りません。それならば、USBバスパワーでDS-DAC-10を駆動したほうが良い音だという場合があるのです。

後日、O様よりクリニックのご感想メールが届きました。

「昨日のクリニック&トレーニングコース誠にありがとうございました。今日は一日中音楽を聴いていました。

最初のレゾナンス・チップRTによるルームチューニングの音の変化から圧倒されて、ろくな感想も言えず申し訳ありませんでした。

私はずっと緊張していましたが、西野さんが終始にこやかにされていたのが印象的でした。」



作業中、ニコニコしていたとは、気づきませんでした(笑)。私は根っからの音楽好き。イイ音で鳴ってくれると、もう本当に嬉しくてたまらないので、顔に出てしまうのです。

レゾナンス・チップ・ゴールドのポイントも全てチャレンジ済みで、全てのレクスト・アイテムがフル装備というO様のシステム。ですが、その音の硬さは、ご自身での解決は難しかったと思います。クリニックにお伺いして、そして無事にレクスト・リファレンス・システムが柔らかい音楽再現を取り戻せて、本当に良かったです!

ご自身でオーディオ探求することは、もちろん素晴らしいと思います。しかし、スポーツのフォームと同じく、時には専門家に確認してもらったほうが大きく伸びる可能性が高いのです。「現状の壁を超え、次のステージに進みたい!」と感じたら、ぜひ私にお声がけください。一緒に最高の音楽再現を手に入れましょう!

 ≫クリニック&トレーニングコース詳細

クリニックのレポート(菊地創様プライベートスタジオ)

クリニック&トレーニングコースのレポートです。

お伺いしたのは、eufonius菊地創さんのプライベートスタジオ。菊池さんとは、2005年制作のCDソフト『That's Danceable vol.1』でご一緒しました。スピーカーDW-S1をはじめ、レクスト機材を多く導入いただいているスタジオです。

場所:eufonius菊地創様 プライベートスタジオ

お悩み:現状でも十分に満足しているが、更に良くなれば。フラット系の音質で、気持ち良いサウンドを目標としてほしい。

カウンセリング中の部屋の印象:
スタジオという閉塞的な空間でありながら、比較的ナチュラルな部屋に感じました。ただ、音響バランスは完璧かというと、何か不自然な余韻が認識できます。ルームチューニングを完璧にしてから、スピーカーセッティングに移るのが良さそうです。

ビフォー試聴:
スピーカーDW-S1は、カタログデータ的には60kHzまで高域が伸びています。現状ではDW-S1に、更にスーパーツイーターを加えて再生。時にはサブウーファーも追加しているとのこと。ということは、DW-S1が本来の性能を発揮できていないということになります。実際のビフォー試聴でも、音の硬さを感じました。

作業内容:
(ビフォー動画撮影)
1.他社製の制振チップがガラスに貼られていたので、合計8個を全て撤去
2.レゾナンス・チップRTによるルームチューニング
3.スピーカースタンドに敷かれていた御影石のオーディオボードを撤去
4.RKSTスピーカースタンドの純正スパイクを使い、精度の高い水平セッティングを行う
5.レーザー墨出し器によるスピーカーのフォーカス合わせと、スーパーツイーターの撤去
6.スピーカーDW-S1のユニットのネジを調整
7.RKSTスピーカースタンドのロゴマークに貼ってある透明保護シールを剥がす
8.両サイドに置いてあった調音パネルを撤去
9.足元とスピーカーの近くに置いてあった吸音スポンジを撤去
10.アンプAccuphase E-450の純正ボリュームつまみを、制振ノブ"R-VM33"に交換
11.アンプAccuphase E-450のEQをフラットに
12.アンプAccuphase E-450の純正セレクターつまみを、制振ノブ"R-VM33"に交換
13.スピーカーケーブルを35,000円クラスから、Z-SPC01Y+制振Yラグ"RY-318"に交換
14.スピーカーに貼ってあったレゾナンス・チップ・ワールドを撤去
15.アンプAccuphase E-450にレゾナンス・チップ・ゴールドを1個貼る
16.パソコンの天板にレゾナンス・チップ・ゴールドを1個貼る
17.シナノ電源装置にレゾナンス・チップ・ゴールドを1個貼る
18.Lynx AURORA 16にレゾナンス・チップ・ゴールドを1個貼る
19.アンプAccuphase E-450の空き端子に取り付けてあった保護キャップを撤去
(アフター動画撮影)


菊地さんの音に対する反応は、もちろんプロの音楽家ですから敏感ですし正確です。ですので、今までは全て足し算でスタジオの音作りをされてきました。これは菊池さんだけの問題ではないのですが、オーディオ好きの方も陥りやすい"戻り道を選択しにくい迷路"に入ってしまいがちです。

例えるならば、高尾山と富士山とエベレストでは、同じ山を登るにも装備が異なるのと同じです。菊池さんのプライベートスタジオは、そろそろエベレストに挑戦する時期であり、高尾山時代に最適であった「歩きやすい靴や服装」では逆に足を引っ張ることになってしまうでしょう。

私の役目は、とにかく引き算。不要なアクセアサリーは大幅削除し、別次元での音楽再現を目指しました。

結果、スーパーツイーターは不要となり、スピーカーDW-S1が活き活きと歌うように音楽を奏でます。ビフォーアフター動画でも、劇的なグレードアップに感じていただけることでしょう。

できるだけボリューム位置は固定していたのですが、制振ノブ"R-VM33"への交換作業で若干変わってしまったかもしれません。こうして並べて聴いてみると、アフター動画のほうが、少々大きな音量だったようです。アフター動画の音量を、二割くらい小さくして比較してみてください。ですが、この音量差を差し引いても、しっかりと音質向上が比較試聴動画として記録できたのは興味深い結果となりました。


ビフォー動画



アフター動画



菊池さんのリクエストだった「フラット系の音質で、気持ち良いサウンド」という目標を、より高いレベルで達成できました。クリニックにお伺いして良かったです!

クリニック&トレーニングコースのご感想

先日、2件でクリニック&トレーニングコースを行ってきました。そのうちのひとつが、eufonius菊地 創さんのプライベートスタジオ。近日、ビフォーアフター比較動画とともにご報告させていただきますので、どうぞお楽しみに。その前に、菊池さんよりご感想が届きましたので転載させていただきましす。ありがとうございます!

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レクスト製品とはかれこれ10年ほどの付き合いですが、特に導入して5年ほど経つDW-S1はとても信頼出来る本当に素晴らしいスピーカーで、訪れる方々にもうちのスタジオのモニター&録り音も評価は上々。私自身も何の不満も無く、これまでとても気持ちよく仕事も趣味のリスニングも楽しめていたので、今回の西野さんのクリニックは「これ以上があるのかな・・?」とただ試してみたいくらいの軽い気持ちでした。

ですがそんな想像を軽く超えてしまう、さすがは生みの親である西野さんでした。「まだまだ"この子"の性能はこんなものではない」と云わんばかりの怒濤のチューニング祭りの幕開けである。西野さんがひとつ手を加えるたびにフォーカスがより明確かつ活き活きと変化していく出音に本当に驚きました。

何と言っても今回一番の収穫と驚きは、制振ノブR-VM33です。

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Accuphase E-450のボリューム&セレクター共に換装(2つともが是非オススメです!)。言葉ではなんとも説明し難いのですが、音のエネルギーと情報量がグッと増すような印象に、思わずアンプを二度見しました(笑)

今までコンプ感がキツく感じて録音がイマイチでリスニングするのを敬遠しがちだった音源たちも、「これはこれでアリか・・」と思えるようなとても良い意味で肯定的なサウンドで鳴らしてくれるように変化。むしろ変化というよりは機器本来の性能を十分に発揮出来るように「解放」されたと言った方が近いのかもしれません。

西野さんによって、繊細さを持ち合わせたまま更に活き活き且つ大胆に解放され、本来のサウンドを奏で始めたDW-S1は、本当に手放せない相棒のような存在です。もし今ご自身のリスニング&モニター環境に不満があり、高額な予算をかけて機材のグレードアップを考えている方は、まずは一度西野さんに訪れてもらって検証して頂く事を強くお勧めいたします。
・・・恐らく、音を良くしないと絶対気が済まないし帰らない人だと思うので(笑)

的確な指示のもと基本的なチューニングをやり直すだけでも、安易な機材のグレードアップ以上の結果が必ず出るはずです。

その真っすぐな音楽愛、自身の製品に対する自信と誇り、そしてその完成度に改めて共感し感銘を受けました。
レクスト恐るべし。


菊地 創(eufonius) 様
作編曲家、プロデューサー&レコーディングエンジニア
http://www.eufonius.net/


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アンプE-450への制振ノブ“R-VM33”交換は圧巻でした。純正ノブは市販の六角レンチで簡単に取り外しできますし、制振ノブ“R-VM33”への交換作業は最も簡単なものでしょう。しかし、その音質向上ぶりは音楽好きなら無視できる範疇のものではありません。必須交換グレードアップアイテムといっても良いでしょう。

合わせて、制振Yラグ“RY-318”もE-450に導入しました。スピーカーターミナルの形状から「大丈夫かな?この巨大な制振Yラグのツメが入るかな?」と心配したのですが、写真のとおりバッチリ装着可能でした。E-450ユーザーの皆様には本当にお薦めです。

ry318_141215.jpg

さて、菊池さんのプライベートスタジオのサウンドが、クリニック&トレーニングコースでどのように生まれ変わったのか。ビフォーアフター比較試聴動画をお楽しみに。

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株式会社レクスト
0267-31-0889(Tel)
info@reqst.com

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