初版完売御礼

著書第一弾『リスニングオーディオ攻略本』の初版が、出版社在庫、レクスト在庫ともに完売しました。本当にありがとうございます。

「オーディオをもっと面白くしたい!」という一心で書き上げた著書2冊です。オーディオ誌でよくある、カタログデータ羅列のあと「〜CPは高い。」で締めくくる雛形のようなレビュー記事に、もうウンザリしていました。自分自身の文章力の限界は知っているものの、企画力だけなら自信がありました。もっとオーディオと真っ向勝負した本ができないものかと、関係者全員で挑戦した成果です。

『リスニングオーディオ攻略本』が初版完売&増刷という一応の成功から、リットーミュージックさんのオーディオ本シリーズへの道が開けました。著書第二弾『音の名匠が愛するとっておきの名盤たち』も、その成果のひとつです。

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オーディオ誌連載に加筆した総集編ではなく、完全新作の書き下ろしであること。魅力的な音楽ソフトを付属させること。私が提示したこの2つのポリシーは、今後のオーディオ本出版への流れを生んでくれると嬉しいです。

ステレオディフューザーのペットボトル実験で、「音が良くなったように感じる」というお問い合わせをいくつか頂戴しました。これは逆に、大きなステップアップのチャンスです。人は、経験から多くを学びます。インターネットでいくら情報を集めても、経験値はアップしません。ペットボトルをスピーカーの後ろに置いてみるというという行為を、頭で想像するのではなく、実際に試してみることが重要です。

ペットボトル実験は、音の立体情報が再現できているかがチェックできます。これを『リスニングオーディオ攻略本』の“位相”、“ルームチューニング”、“スピーカーセッティング”という項目と照らし合わせれば、なぜペットボトル実験の結果が他の人と違ってしまったのかが簡単に確認できることでしょう。そうすれば、ステレオディフューザー導入の時期は、そんなに遠くはありません。

実は、『リスニングオーディオ攻略本』は初心者向きに書いてあるように思えますが、私にはそんな気は全くありませんでした。深読みしていただけると、ゴロゴロ転がっている大きなヒントをたくさん発見していただけるのではないでしょうか。

『リスニングオーディオ攻略本』、『音の名匠が愛するとっておきの名盤たち』の応援、引き続きよろしくお願いいたします。上手くいけば、『リスニングオーディオ攻略本パート2』も夢ではないかもしれません。ぜひ実現したいと思います。

この2冊の魅力を、まだ読んでいない方にお伝えできればと、これからブログの末尾に“つぶやき風”のワンコメントを書いていこうかと思います。お楽しみいただけると嬉しいです。


・・・一番人気は、レーザー墨出し器を使ったスピーカーセッティング。

・・・『Flow Live』は、前作『Flow』を超える高音質だと思います。

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『リスニングオーディオ攻略本』の初版、完売近し

リットーミュージックさんから連絡があり、『リスニングオーディオ攻略本』の初版は、メーカー在庫が無くなったそうです。アマゾンさんでもずっとオーディオ部門1位を続けていましたが、現在は「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」との表示に変わっています。これで、いよいよ初版のブルースペックCD仕様が無くなりそうです。応援ありがとうございます。

ブルースペックCD仕様の初版『リスニングオーディオ攻略本』は、あとは店頭の流通在庫を残すのみ。それも無くなると、第2版は3月上旬の完成予定ですから、一時的に品切れとなるかもしれません。レクストダイレクトでは、確保した初版の在庫が今のところあります。今日現在で24冊ですので、お早めにゲットしてください。

第2版は、『リスニングオーディオ攻略本 通常CD版』として3月上旬の発売を予定しております。本の内容に変更はありません(笑)。ブルースペックCDと通常CD盤を聴き比べたいというコアなファンの皆様には、大変お待たせしました。レーベル面のカラーを通常CDに合わせて変更するなど、一切の手抜きはありません。聴き比べが今から楽しみです。

ふと考えてみると、これだけ多量に生産した初版が完売に近づいているとなると、オーディオ関連書籍の中では、ここ数年で最も売れている部類に入るということだと思います。重要なのは、添付CD『Flow』という共通の試聴ディスクを、それだけ多くの方々が所有しているということ。これは素晴らしいことではないでしょうか。

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というわけで、私も今日は『Flow』を聴いてみました。1曲目と6曲目のマスタリング有り無しや、4曲目のチェロの高音質が話題のCDですが、今回着目するのは3曲目のピアノソロです。

ピアノは、井上鑑さんの演奏。今考えてみても、超多忙な井上鑑さんのスケジュールがよく取れたものです。年末の紅白やWOWOWのカウントダウンコンサートで、福山雅治さんバンドのキャプテンとして活躍されている井上鑑さんをご覧になった方も多いのでは。(ギターの今剛さんも参加されていましたね。)

その井上鑑さんのピアノが、短いフレーズながら堪能できるのが『Flow』の3曲目のピアノソロ。実は、このピアノは、なかなか再生が困難ですから、ぜひ挑戦していただきたい1曲なのです。低音弦の豊かな響き、倍音構成の複雑さは、なかなかのオーディオ再生泣かせです。レコーディングした井上鑑さんのスタジオは天井が高く、その空間表現も難しいところでしょう。

なにより、この3曲目での最大のチェックポイントは、感情の表現力です。音楽の好きなジャンルには、もちろん様々です。しかし、この静かなピアノ独奏は、名手の井上鑑さんがオーディオ好きのために、特別に弾いてくださったもの。普通の楽曲とは、そこが違います。その凄みをキャッチするためにも、心のアンテナとオーディオ機器に磨きをかけねばなりません。好き嫌いとは別に、素晴らしい演奏を感じとれることが、より高みを目指すときに重要となってきます。

具体的に言えば、このピアノが上手く鳴らない原因として、スピーカーセッティングが挙げられます。ピアノの倍音や余韻は、本当に簡単に相殺されて失われていきます。自分のシステムが得意なディスクは上手く鳴っているからといって油断はできません。そのディスクのポイントはOKでも、違うディスクのポイントでは相殺が発生していることは日常茶飯事。時にはヘッドホンを併用したりして、位相状況などを確認されると良いと思います。

もちろん、『Flow』の模範演奏というべきサウンドは、レクスト名古屋覚王山で聴くことができます。ぜひイベントなどに遊びに来てください。

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ライブ「心鑑飛音 〜FLOW〜」音響レポート

5月29日(土)に開催された“井上鑑・金子飛鳥・江口心一トリオ アコースティック・ライブ
「心鑑飛音 〜FLOW〜」”。本当に素晴らしかったです!オーディオ的な視点でレポートしてみたいと思います。

ピアノは、井上鑑さん。生ピアノとヤマハCP5で、貫禄のパフォーマンス。
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ヴァイオリンは、金子飛鳥さん。エモーショナルな音色は、やはり唯一無二。
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チェロは、江口心一さん。難曲『1613』のチェロは圧巻でした。
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3人の配置は、こんな感じ。
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客席へ向けパフォーマンスするスピーカーは、REQST PRO/DW-S1。本棚には、REQST/SH-SP7も見えます。
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それでは、会場の音響について解説していきます。

本屋&カフェでライブを行うにあたって、やはり心配されたのは会場の響きです。飛鳥さんより事前に、「弦楽器にとっては、自然な響きの少ない所で弾くこと自体が、苦しいことでもある」との意見が寄せられました。ヴァイオリンやチェロは、部屋の響きと一体となって、初めて楽器として機能するのです。

その対策として、エンジニア赤川新一さんより「小口径フルレンジをPAに使い、生楽器のダイレクト音とブレンドさせる」という提案がありました。そこで、会場に持ち込まれたのが、メイン・スピーカーとしてDW-S1、リバーブ専用スピーカーとしてSH-SP7です。

まず、会場の音響を整えます。新製品のルームチューニング専用“レゾナンス・チップRT”の出番です。レゾナンス・チップRTは10畳くらいの部屋を想定している製品ですが、広い会場ならば数を増やせば対応できます。今回は、長手方向の壁に各1個ずつ増やし、壁面だけにレゾナンス・チップRTを合計10個使用しました。これだけで会場の響きが一変。リハが始まる前に「あーあー」と声を出しながらルームチューニングを確認する私の姿は滑稽でしたが、見事な仕上がりに大満足でした。これならば、音楽専門の会場を超える環境といっても過言ではありません。

そうそう、ルームチューニングの前に、簡単な電源ブレーカーのチューニングを行っておきました。これは成功率100%ですから、事前に施工しておいても間違いありません。メインの電源ブレーカーのスイッチ部にレゾナンス・チップ・ブロウを1個、そのブレーカー本体にレゾナンス・チップMoonを1個です。

レゾナンス・チップRTで音響の完璧な下地が完成しました。施工前は一般的なカフェの響きでしたが、レゾナンス・チップRT施工後は響きに美しさと気品の良さのようなものを感じます。ここに、SH-SP7を使って、Protoolsのプラグインのサラウンド対応サンプリングリバーブで響かせようという作戦です。

飛鳥さんと鑑さんの間くらいで、本棚の最上段にSH-SP7をセッティング。
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ステージ後方の階段に、リア側のSH-SP7を。
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もうひとつのリア側は、キッチン棚の上に。
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この音響は、大成功でした。メインスピーカーのDW-S1からはダイレクト音のみを鳴らします。これは、生楽器自身の音量を増強するという目的です。50名様ほどのお客様ですので、さすがにバイオリンとチェロは生音だけでは不安がありました。DW-S1は、何の違和感もなく、生楽器の音色をそのまま会場に届けてくれた印象です。もちろん、スピーカー間隔を広くとったDW-S1は、レーザー墨出し器を使用してミリ単位の誤差もないよう、フラットにセッティングしてあります。

そこにSH-SP7による残響音が、サラウンドのように響きます。「エコーが人工的になるのではないか?」と実は心配していたのですが、これが素晴らしかったです。まるで、最高の響きをもつ教会でヴァイオリンとチェロを聴いているような心地よさ。レゾナンス・チップRTでルームチューニングの基礎を作っておいてから、SH-SP7という世界最高峰に美しい響きを再現できるスピーカーから流れる自然な残響。生楽器のダイレクト音と、サラウンドのリバーブ音とのブレンドは、エンジニア赤川さんのテクニックで完璧なバランスでした。このエンジニア技術こそが、今回の成功における最大のポイントです。

誰もが、この空間が東京の地下にある本屋&カフェであるということを忘れ、音楽に没頭できた一夜だったと思います。そう、誰も気がつかなかったことこそ、今回の画期的な音響プランの成功を意味します。

今回のライブに参加されたお客様ならば、レクストが何を再現しようとしているか、きっとお気づきになられたのではないでしょうか。それは高音が伸びているとか、低音の迫力が凄いとか、そういったものではありません。言葉にするならば、やはり“音楽の生命力”。ライブに登場したレクストスピーカーは、音源がオーディオ機器でなく、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの生演奏でも、楽々と音楽の生命力を再現し放出していました。

皆様のお宅にあるレクスト・スピーカーも、それだけの潜在能力が秘められているということです。そして、生演奏と同じ音楽エネルギーを放出できるのが、D/AコンバーターDAC-NS1S。ライブの音響システムに参加させていただいたことで、レクストの探求してきた道程に、全くのブレがないことを再確認でき嬉しかったです。

何より、素晴らしい演奏をプレゼントしてくださった演奏家の皆様、本当にありがとうございます。素晴らしい空間をご提供いただいたRainy Day Bookstore & Cafeさん、ライブ関係者の皆様、そして参加いただいたお客様、一生忘れることのできない大切な音楽体験となりました。ありがとうございます。

収録したライブ音源が、またレクストのオーディオシステムで、あの夜の感動を再現してくれる日は、そう遠くないかもしれません。それもまた、オーディオを愛する者にとって最高の楽しみですね。

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ライブ「心鑑飛音 〜FLOW〜」情報

ライブ「心鑑飛音 〜FLOW〜」が、5月29日(土)と迫ってまいりました。レクストダイレクトの優先オーディオ枠10席は、夜の部は完売しました。ありがとうございます。夕方の部は、あと4席ございます(5/24 18時現在)。夜の部も、会場にお問い合わせいただければ、残席がまだあるかもしれません。オーディオ史の歴史に残りそうなライブです。お見逃しなきよう!

 ≫夕方の部 オーディオ枠予約 
 ≫ライブ詳細

先日の東京出張の際、会場であるRainy Day Bookstore & Cafeさんへ下見に行ってきました。表参道駅から少し歩いて、およそ15分くらいです。大きな駐車場と長谷寺を目印にすると良いと思います。少し分かりにくいので、地図はプリントアウトして持参されると良いでしょう。

会場となるカフェは地下です。素敵な空間でした。思ったよりも狭く、ステージがあるわけではありませんので、相当な至近距離で演奏を聴けることになると思います。

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響きを心配しましたが、壁に並ぶ本が上手く吸音層になってくれているようです。当日は、レゾナンス・チップRTでルームチューニングする予定ですので、音響にもご期待ください。

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注目は、超一流ミュージシャンの演奏を手の届きそうな距離で楽しめることだと思います。ピアノの井上鑑さんは、最近では福山雅治さんのツアーでアリーナクラスの会場ですから、こんな近くで見れる機会は少ないのではないでしょうか。

もうひとつの注目は、やはりライブレコーディング。ライブ盤制作を前提とした録音が行われますので、オーディオにとって貴重な体験となること間違いなしです。会場で聴いた音楽の感動が、どこまで自宅システムで再現できるのか。これほど明確なリファレンスは無いと思います。

下の写真は、『リスニングオーディオ攻略本』の添付CD『Flow』のレコーディング風景です。あの超絶音源は、このように録音されました。私と鈴木裕さんの後姿が見えると思います。これほどの至近距離でレコーディングを体感していますので、『Flow』の再生において正確な判断ができる自信があるのです。(ちなみに、演奏者と私たちの間にガラスはなく、同じ空間に居ます。)

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写真からは、飛鳥さんが裸足でバイオリンを弾いていたり、スピーカーSH-SP7がモニターに使用されていたり・・・と、他にも見どころがあったりします。

ぜひ、万難を排してもご参加ください。会場でお会いできるのを楽しみにしております。

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